新学期を迎えるこの時期、子どもの自殺が多くなるそうです。そんな話を知り合いから聞きました。
私の頃は違った気がしますが、今はスマホの普及で夏休み中も連絡を取って、いじめも休みの間も続いてるのかもしれません。つらいと思います。しかし、死んでほしくありません。
小学校低学年の頃、クラスメイトのリストカットを目撃したので止めて保健室に連れて行ったことがあります。まだ幼くてリストカットって言葉も知りませんでした。どのくらい血が出たら死んでしまうか分からなかったので慌てました。
死ぬつもりだったのか自傷行為だったのかは知りません。その子が大人になるまで生きていられたのか、今でもたまに気になります。
反対に私が死のうとしたとき、体を張って止めようとしてくれた人がいました。お礼とお詫びを言うと、二度としないでと言われ、それから同じことはしていません。
その人に何年も経ってちゃんと生きている私を伝えたくなります。
とりわけ仲良かったわけでもなくて名前も覚えていないその子ですが、生きていてくれたら嬉しいです。きっと同じように私を助けた人も思っていることでしょう。
死のうとするときは周りのことを考える心の余裕もなくなっていると思います。しかし、ほんの少しだけでも思い出してほしいです。知っている以上に子どもや若者を見守っている人はいます。
つらいときは逃げたっていい、泣いたっていい、立ち止まったっていい、でも生きることは諦めずにいましょう。私自身にも言い聞かせる言葉です。
この小瓶を手に取ってくれた方が幸せでありますように。