私はきょうだいの中で1人だけ、頭が悪く、能力がなく、親に迷惑ばかりかけています。
申し訳無い気持ちでいっぱいです。親に、産まなければよかった、育てたくも無いのに育てさせられた、そう言われて物を投げられました。
フィクションの中でしか見たことなかった親からの暴力が、自分の身に起きたことが悲しいですが、しかし親の言うことは事実で、私は親にとって恥にしかならない子供です。
私が穀潰しで、何一つ人並みにできないせいで、親は恥ずかしい思いをしているでしょう。
でも、親の家に住まわせてもらって、親のお金でご飯を食べ、親の買った携帯電話を使って生きるしか無い自分が惨めです。
自分の見た目も性格も何もかも嫌いで、子供時代よアルバムの写真も全部捨てて、 消えてしまいたい。でも、大学進学のための奨学金を返さない身で死ぬ勇気もないのです。
親に愛されない子供は、この世界の誰からも愛され必要とされず、生きていることで人の迷惑にしかならない人間は、何のために生きていればいいのでしょう。お金を稼いで奨学金を返すことだけを、考えていますが、毎日情けなくてたまりません。
小瓶に手紙を流すことで、心の整理ができればと思いました。読んで下さってありがとうございます。心から感謝します。
あなたがそう思うのはしょうがないことかもしれないね。
私たちは誰もが、家族という小さな世界の中で世界というものを学びます。
その小さな世界は、この大きな世界を象徴するもののように感じる。
だけどね、それは錯覚の世界。
あなたが今小さな世界(家族)の中で学んでいるのは、自分に価値がなく至らないことなんかじゃないの。
それは、親というひとりの未熟な人間からの愛の不足。そして、あなたの親がこの大きな世界の価値を決める神さまではないということ。
それでも、私もそうだったけど、自分が親から愛されていなかった、その現実は心の深いところから消えることはないよね。
だけど、だからこそあなたには本当の愛、無条件で絶対的な愛の素晴らしさを知っている。
それはその深いところに痛みと同じようにそれがあるからだよ。
あなたの中にあるんだ。
あなたの価値はその愛に聞けばいい。
そしてこの大きな世界でどう生きたらいいかもその愛に聞けばいい。
何より正しい答えをくれるから。
あなたは迷惑にしかならない人間なんかじゃないよ。
今もここで誰かを救ってる。
あなたにお返事を送らせてもらうことで、私も救われてる。
私は、痛みと愛を知るあなたのような人たちとこの大きな世界を築きたい。