死にたくないのに死んでしまいそう
職場で首を吊った。仕事道具で。怒鳴られもしなかった何もなかった日。ただ何となく仕事が嫌で。ただ何となく全部嫌で。将来とか安定とか自分とか人とか。全部嫌で。ただ何となく涙が止まらなくて。ただ何となく首にベルトをかけてぶら下がった。
ただ、何となく。
意外と丈夫で、意外と苦しくもなくて、意識が遠のいて、ハッとした。
死ぬことは、生きることよりも苦しくない。
手首を切るのは、生きることよりも痛くない。
人はいつか死ぬのに、どうして生きる事を当たり前にされているの?
死ぬのが早かろうと遅かろうと、誰にも関係ない。
私が死んでも誰にも関係ない。
生きる事が何よりも苦しくて悲しくて傷ついて痛くて。楽しい事なんて考えられない
趣味もない。自分の意思を持つことも示すことも許されなかった。道から外れたら暴力でレールの上に乗せられて、止まれば蹴飛ばして歩かされて。
もう無理だと諦めたら、呆れられて興味すら持たれずお金を集られる。
なのに、昔の名残で意思もない。示せない。作り出せない。指示をされないと動けない。
いじめも虐待も性的虐待も無給料でも無理やり働かされた職場も。
全部乗り越えてきた。強いんじゃない。耐えれなければ死ぬしかなかった。
最初は死ぬのは怖かった。苦しいって思った。手首を切るのも痛いと思ってた。
でもそれは、いじめや虐待に比べれば蟻が這うような苦痛。痛くも苦しくもない。
やっと。やっと前に進めるって思った。希望があると思った。
全てを捨てた。データも消した。携帯も変えた引っ越した。全部を捨てて、前に進めるんだって思って入った会社も、支配者。セクハラ。パワハラ。
支配されて、奴隷のよう。人を人とも見てない。
処女は中学生で2人目の父親に奪われた。その後も母親が連れ込む彼氏に何度も何度も。小学生の時にショッピングモールのトイレで男の人がナイフを持って押し込んできて、下を舐めた。気持ちいい?って聞いてきた。怖くて、うん。って嘘をついた。
好きでもない気持ち良くもない。なのに、また。職場の男の人に。
また、同じ人生かあ、って。そっか、またか。こんな人生しか送れないのかって。諦めた。全部。
こんな人生なんてって。何か楽しい事を考える気力もなくて。
きっとあの日、心が死んだ。
楽しくない悲しくない嬉しくない痛くも苦しくもない
死んだまま、生きる意味なんてない。
これから楽しい事?
無かったらどうする?責任とってくれる?
これから先にこれ以上の苦しみがあったら?
何も思わないのに耐えなきゃ死ぬしかない状況があったら?
私はもう決まってるよ。耐える前に死ぬ。
臓器提供もできない。何にも役に立たない。
もう期待しないよ。これから楽しい事があるなんて。希望は持たない
ずっと暗闇の中で死ぬチャンスを探すだけ。
タイミングがきたら、実行するだけ。
私の価値はない。息があっても、息がなくなっても。
私には誰もいない。何もない。
もう要らない何も要らない何も要らないから死なせて
綺麗事ばっか。中身もない形だけの言葉が溢れとるだけ
いざとなった時は誰も助けてくれんやんか
国も弁護士も血だらけで逃げ込んだのに警察も誰も味方になってくれなかった
カワイソウダケドって同情するだけ
結局死に際をフラフラとしながら耐えるしかなかった
世界の綺麗なとこなんて見たくない綺麗と思えない
感情が欠如しとる。桜だろうと向日葵畑だろうと夜景だろうとどっかの景色だろうと何も思わない
どうして私のいる世界はこんなに汚くて霞んでるんだろう
まるでみんなと違う世界にいるみたい。
私が汚いだけなのかな
何でもいいや。