近くに住んでいたおばあちゃんが亡くなった。
近くに住んでいたのに、いつでも会いに行けたのに、わたしはほとんど会いに行っていなかった。
自分勝手な理由で会おうっていう熱量が高まった時ばかり会いに行っていた。
もっと、いくらでも話せたのに。
お話好きなおばあちゃんと、もっとたくさん話せばよかったのに。
思い出すと笑顔ばかりだったおばあちゃん。
元気で、勢いがあって「メグは!」「そうかメグは!」って、
「おばあちゃんね、」って、たくさんお話をしてくれた。
腰が曲がったおばあちゃん。農家の嫁だったおばあちゃん。畑臭かったおばあちゃん。
もっともっと、話して、顔を見せてあげなきゃいけなかったのに。
ごめんね。
あのね、おばあちゃん、
ひ孫を見せてあげられなくって、ごめんね。
わたしがぐずぐずしてるから、おばあちゃん急に死んじゃったよ・・・
見せたかったよ。
早く結婚して、ひ孫を生んで、あげたかったよ。
ごめんね。
くしゃくしゃって、笑って抱いてくれたはずなのに、ごめんね。
いっつものろまで手遅れになっちう。
ごめんね。
がんばるからね。
だから、
天国に行ったら、また、今度こそ、たくさん話そうね!!!
約束だよ。
天国で、ひ孫、抱っこしてね。
必ず産むからね。
いままでありがとう。待っててね。ちょっとの間、待っててね。