昔付き合ってた彼氏は、
ものすごく私と波長が合った。
お互いそんなことわかってた。
彼氏の仕事のために、
お互いまだ好きなまま
3年とちょっとの月日に幕を閉じた。
事情は深い。
私は変な意地を張って、
最後まで最高の彼女でいるコトを選んだ。
離れたくないと言えば離れずに済んだのに、
どうしてもその人の先を壊してしまいそうで怖かった。
私は自分自身が重荷な気がしてしょうがなかった。
涙を見せなかったあの人が、
最後に泣いてた姿が
今も頭から離れない。
それから2年が過ぎた。
年上の安心感がたまらなく好きな私には考えられない、
年下の彼氏が出来た。
“どーせ面倒臭くてすぐに別れるんだろーな”
そんなコトを思っていた。
でも違った。
2年前に出来た心の中の深い傷に
そっと入り込んで
少しずつ癒してくれる。
当たり前に
手を繋いで歩くコトが
人込みで待ち合わせをするコトが
遊園地に行くコトが
人の目を気にしないで二人で笑えるコトが嬉しい。
前の彼氏とは出来なかったコト、
今はたくさん出来る。
前の彼氏を思い出したくなくても、
電気の箱のスイッチを入れれば
嫌でも現れる。
声も聞こえる。
見えるし聞こえるのに、
私の姿は見えないし声も聞こえない。
それでも伝えたいよ。
返事はいらないから…。
届くかわからないけど、
あなたは今泣いてませんか?
私はもう泣いていません。
悲しい時に一緒に悲しんでくれる人が傍にいますか?
私には年下の少し頼りない人がいます。
でもお互い支え合って毎日をそれなりに楽しんでます。
あなたの幸せを今でも毎日祈っています。
あなたが幸せな毎日を過ごしていますように。
あなたは今でも私の大切な人だよ。
それだけは忘れないでね。
ありがとう。
さよなら。