好きだと伝えないまま、私はあなたを突き放した。
あなたは私にたくさんを好きをくれた。
なのにひとつとして、あなたに恩返しは出来なかった。
逢いに行くことも出来なくて何気なくSNSを覗いたら、幸せそうなあなたを見つけて
心から安堵したと同時に、少し虚しくなった。
「あなたがたが幸せになりますように。そして、あなたのことを永遠に忘れられない誰かのことはどうか忘れてください。」なんて名言はあるけれど
やっぱり、
出来れば、
あなたの幸せに私が寄り添えたら良かったなぁ、なんて。
全て自分が悪いことも知っている。
今更あなたの元に戻るなんて卑怯な真似は出来ない。
そんな考えは愚かで傲慢で、ただひたすらに浅ましい願いなだけで、叶うことは許されない。
何度も見切りをつけようとして何度も失敗して。
気づいたらこんなに月日が流れてしまったけれど。
やっぱり私は
あなたのことが好きです。
最後にあなたに言えなかった言葉をここに記します。
たくさん、たくさん傷つけてごめんなさい。
今までありがとう。
あなたがたに、幸多からんことを。