いい歳して親が嫌い。
親がメンヘラ。
死にたい、おまえらのせいで、どうせわたしは奴隷だ、産まなきゃよかった、おまえ程度が、おまえはだめだな、どうせアイツの血が流れてる、おまえは私の子だからすごい、やっぱりアイツの血が流れてる、大事な私の子、世界一愛してる、近づくな汚らしい同情引くつもり気持ち悪い、全部おまえたちのためだ、こんなにがんばってるのに、いつもごめんねたすかる、ほらみろやっぱりダメだったな、いつもおまえは邪魔をする、今さら反省したフリか、本当に悪いなんて思ってないんだろう、おまえわらっただろ、もういやだはやくしにたい、しにたい。
「しなないで」「がんばったね」「こんな子供のためにいつもありがとう」「そんなことないよ」「ごめんなさい」「あなたのおかげでがんばれる」「あなたはやさしいから」「そうだねあのひとのこどもだから」「あなたのこどもだから」「しんでもいいよ」「はいほんとうは反省していません」「じぶんのきもちよくわからない」「このひとがつけた感情の名前をうけいれよう」「わらったよ」「おかしいしおもしろい」「そうだねあなたのいうとおり」「あはははは」
都合の良さそうな欲しそうな言葉あげまくって、あんたの自慰行為さんざ付き合ってやって、まだオナニーの道具になれって連絡がくる。
親のオナニーばっか手伝ってたから、自分の言葉が全部気持ち悪くて仕方ない。軽薄、中身のない、つまらない、心無い、そういう肝心なところがなんにもないハリボテ言葉。
人間そのものに中身がないから、言葉に中身がないんだね。
もうつかれた。日に日にあの人に似てくる自分が気持ち悪い。あの人が自分を産んだ年齢になりたくない。その前に死にたい。あの人と同じ言葉を吐いて、二人目の自分が欲しくなる前に死にたい。もう二度と他人のオナニー道具になりたくないし、他人をオナニー道具にしたくない。いやだ。
自分が汚くて気持ち悪いので死にたい。