人とお別れするときの感覚が嫌いだ
自分は子供の頃から親の転勤が多くて、何度も引っ越しをした。そのなかでたくさん友達が出来ては消えてを繰り返してきた。
段々慣れてきて、「友達」という括りの人間とお別れするのは別に苦ではなくなってきた。
問題なのは同年代よりも、自分より年上の人とのお別れが、とてもつらい。
子供の頃から親に虐待されていたから、年上の人に母親、あるいは父親のような性格の人を求めてしまうのだと、自分では考えている。
それが不適切というか、良くないことだとは分かってはいる。
多分自分は、存在しない理想の母親へのマザーコンプレックスを抱いているのだと思う。血のつながった母親に虐待された結果がこれなら、なんというか、どうにも残念な結果だと思う。
配偶者に母親のような性格を求めるというのは最低だし、この自分のパーソナリティをどう折り合いを付けていけば良いのか分からない。
こういう感覚が長続きしないことも、知っている。
すぐに他の場所で、他の人間にそういう感覚を抱いて、こういう本質的なことを考えなくなってしまう。
相手に取っては唯の客なのに、相手に深入りしすぎていないか、相手に迷惑を掛けていないか、心配になる