私も同じ。
親より先に死んだらダメとか親不孝だとか、そういう気持ちが全くわからない。
自分らの都合で産んで、自分らの都合で先に死ぬなと言う。
親になれば親の気持ちが分かるよと言われるけど
仕事が上手くいかなければ自分の子どもを罵倒し
夫と上手くいかなければ自分の子どもに毎日八つ当たりし
忙しければ意味もなく怒り続け
自分の子どもの人権よりも体裁とコストばかり気にし
子どもの幸せより、自分らの老後の世話をさせることで頭がいっぱい。
親になったらそういう気持ちが分かってしまうんでしょ？
そんな残酷なことってある？
もう十分傷付いて、せめて自由になりたいのに、それさえも親不孝だと責められる。
だから私も、どうして駄目なのか分からないです、答えになってなくてごめんなさい。
でも
30歳になったあなたに、もし、ほんの少しでも親の哀しむ顔を見たくないという気持ちがあったなら、
私の分まで、親より長生きしてほしいな。
誰もそんなこと決めていないよ。
元々の言葉は「親より先に死ぬのは最大の親不孝」かな。
これはさ、良い悪いじゃなくて、深い深い悲しみなんだよ。
ほとんどの親にとっては、子供が死ぬのは自分が死ぬより辛いこと。
病院に関わる仕事をしていた時、お子さんが亡くなって「代わりに自分が死にたかった」「心臓をあげたかった」って泣く親を何人も見た。
虐待や育児放棄のニュースもたくさんあるけどね、大体の親は、子供のことがかけがえのない宝物で、生きる意味や希望のひとつでもあるんだよ。
そんな存在が、なぜ消えてしまうんだ。
こんなに愛しているのに。
妊娠した時、出産の苦しみ、初めて歩いた日や初めて言葉を話した時のこと、学校行事、旅行、今でも鮮明に覚えている。
私の宝物。
なぜいきなり、手の届かない場所に行ってしまったのか？
勝手に死んでしまうなんて馬鹿野郎。
あなたを世界で一番愛している親を置いていくなんて、馬鹿野郎。
そんな苦しみを言い表した言葉。
親にそんな苦しみを味わわせてはいけないよ、という言葉。
六法全書とか、そういうルールめいたことじゃない。
だから、そもそも家族に愛されていると感じない環境にいる人は、ピンと来ないだろうな、と思う。
私は、子供の頃から親が心配して愛情深く育てられたと思うし、私が親より先に死んだら親も死んでしまうんじゃないかと思うから、先に死ぬのは確かに親不孝だな、親孝行して看とりたいな、と思うよ。
