灯が流れていく。
灯籠のようだ。
疎密を伴ったその流れは
しかし風の流れにも
川の流れにも変わらない。
人の生きるその証が
あるいはゆっくりと
あるいは瞬く間に
過ぎ去ってゆく。
そうして あのたくさんの灯は、
暗い夜の道標となり、
今 僕の後へと流れてゆく。
僕だけが止まり
僕以外の世界が流されてゆく。
いつか 僕のもとにも流れつくのだ。
僕の灯
遥か彼方 僕の街の灯が。
僕が乗るこの列車は
揺られる僕にはお構いなし。
ただ ひたすらに、
すべてを流し去ってゆく。
目的地まで
どうぞごゆっくりおくつろぎください。
なお
お乗り間違え お忘れ物には
十分ご注意ください。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください
ななしさん
不思議な詩ですね!
でも、なんか好きです
ななしさん
なんだか心があったかくなりました。
昔なくした大事なものにまた出会ったような感じというか…上手く言えませんが(
笑)
あなたの感性、素晴らしいと思いました。
ななしさん
秀逸!!
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小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください