注意
不謹慎です。性的な発言を含みます。そして長文。
ここで見た小瓶の中のひとつに、ずっと引っかかっていたものがあった。
言いたいことが少しわかるような、その気持ちわかるよと言いたくなるような小瓶だった。でも、ボカし過ぎてよくわからない。
いつものようにブログ鑑賞をしていたら、ある用語を見つけてこの小瓶を思い出したのだ。
こちらの早合点の可能性が高いので、その小瓶のリンクは貼らないでおく。
自分の根幹をなす性的嗜好(≠セイヘキ)は、だいぶ倒錯している。
わかりやすく言えば「病弱趣味」。
難しく言えば「病症性愛」。
グロフェチでもあるけど、これは派生したものだろう。
オタク趣味で語り合っている大学時代の友人でさえ、言ったら眉をひそめられた。
職場で言ったらヒンシュクものだろう。そもそも職場でそんな話はしたくもないが。
成人していろいろな本を友人から勧められた。そこで猟奇趣味に目覚めた。
同人界隈ではカタカナ三文字で表されるセイヘキだ。
ここで初めて性的な欲情を自覚した。
小学生の頃から心に溜まっていたモヤモヤの意味が、やっとわかった。
拷問を受けて電流を浴びているキャラクターを見ていると身体がムズムズして落ち着かなくなったり、凶暴な猿集団に襲われ血を流すキャラクターの断末魔が好きだったり。
自覚していなかっただけで、昔からそういった感情はあったのだなと気付かされた。
そういえば低学年のとき、家で寝るとき陰部をギュッと握って(?)いたのがバレて親に激怒されたっけ。理由もなく、ただ「やめなさい!」って。
あれからこっそりやるようになったな。
異性を見ても同性を見ても、どうも「ムズムズ」に襲われないからわからなかった。
かわいいものを愛する気持ちと、他人への愛情は人並みにあったから気づかなかったのだろう。
そうして猟奇趣味にハマり、いろいろな漫画を読み時折自慰に耽った。
楽しかった。見える世界が明るくなった気がした。
ただ、この手の漫画を読んでいたときのちょっとした違和感が日に日に積み重なっていた。
あまりにも「精神的に」むごい作品を見ると、キャラクターがかわいそうでその作品を見られなくなってしまうのだ。
それが「欲情を目的としたもの」であってもそうだ。
友人が高熱を出していたときに、この違和感は一気に膨らんでいった。
弱った友人の顔・声。それを見ていると身体がムズムズしてしまう。「看病したい」「あの感情が来た」と己を必死に抑え込んでその場をやり過ごした。
現実の人間にこんなに気持ちを抱いたのは初めてだった。
でも、治ったときにはまったく情を持たなくなっていた。
「また風邪ひいてくれないかな」なんて思ってしまった時は己の醜悪さに泣きたくなった。
そして己の嗜好を分解して考えたところ、「弱った姿が好き」という考えに至った。
我ながらなんと不謹慎な嗜好だろう、と思った。
誰にも言わなければ、ただの世話好きと思ってくれるだろう。だけど、「弱った姿」なんて人に言えない。
「アナタが病弱だから好き」なんて、好きになった人に言ったら即刻ビンタだろう。まだいないけど。
頬を赤くして汗だくで目を虚ろにした顔を見ているとギュッとしてキスしたくなるなんていえない。いまのところキャラクター相手のみだけど。
嗜好のひとつで、”健全”な欲求も抱けるならいいけど、自分の場合はコレが根幹だからなぁ。
「〇〇趣味だけど、普通の人体にも欲情できる」というわけではないのが悩ましい。
まあ、そういう相手ができてから考えればいいか。取らぬ狸の皮算用というしね。
欲求自体が忌み嫌われるものだけど、今はこれでいいか。一人でいれば、何も問題ないのだから。
適齢期?に入ってから「そういう話」をされたらと思うと、ちょっと怖いけど。