私はここぞと言う時に、言いたいことが言えない。
無口になってしまう。あと変に和を保ちたがる癖がある。だけど、それも今までの人生がそうなるべくしてなったと言えるだろう。私のこれまでの人生を振り返ってみたい。
幼い頃から、私の家では、悪口と暴力が蔓延っていた。父はお酒を飲んでは暴れる、機嫌が一定しない性分だった。そして母はそんな父の悪口三昧と不安症を抱えていたので過干渉だった。
私は何度も母と父に叱責されたり、意地悪を受けた。嫌だった。自分が自分でない気がして、いつも心には空虚感があった。
しかしもっと最悪だったのは、父による転勤だった。家庭に幸せを見出せなかった私が唯一の拠り所としていたのは友達だった。だから、引越しは何度も呪った。ただし、完璧に嫌だったという訳ではない。今までの人間関係をリセットする上で、これは好機だったし、新天地に胸躍らせることもあった。…私の胸には天使と悪魔がいたのである。
そんな経験からか、友達は多いが関係としては浅い、なんだか仮初とも言える関係をズルズル続ける性分になっていったのである。
今でも人間関係が深くなることに抵抗がある。だから、恋愛なんてもってのほか。友達ともあまり遊ばない、1人好きになってしまった。
これで私のコミュ障は完成する。いつも歯痒い。こんな思いをするなら、いっそのこと、性格を変えてやると思って、それに関連した本を読み漁っている。が、自分がよくわからない。
友達もいないし、恩師もいない。後者は、大人不信からだろう。学校では先生とも仲は悪かった。化けの皮を被った大人の短所がありありと見えてしまうからだろう。
私の人生は最初に苦難があるようだ。誰しも人生において苦難は経験する。まあ、楽じゃなくて良かったのかもしれないが。
そういう訳で私の人生縮図はこんな感じ。もちろん、この人生のおかげで身についた冷静さは、何よりも宝だと思う。人生には、闇も光もあることに気がつけたから、今となっては幸せだ。
もっと幸せになれるように努力したい。
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