絵本「真っ黒ワンコ」

絵本「真っ黒ワンコ」



僕の名前はは真っ黒ワンコ



昔、白いお父さんと白いお母さんがいたけれど・・僕が生まれてすぐに「お前は
気持ち悪いし私達と違うからいらない」と言って捨てました・・。


それから僕はずっと、ずーっと





一匹だった・・



他の犬に「お前は気持ち悪い」ってからかわれることもあったけど・・


僕なりに一生懸命に戦いました・・


ボロボロになった体で街を歩いていると・・


大きなクリスマスツリーがあって・・





お父さんとお母さんと手をつないでいる幸せそうな人間の子とすれ違いました・
・





心の中ではいつも


さびしくない・


さびしくない・・


さびしくない!!っていい聞かせてた・・


だけど・・


本当はさびしかったんだ・・


心のどこかで温かさを求めてたんだ・・






シアワセ二ナリタカッタナ・・






もう・・叶わない夢を想いながら生きていくのに疲れたよ・・


ゆっくり眠りたいよ・・







ふと目を覚ますと・・


僕は知らないお家にいました・・

「あ、起きた!!おかーさん、ワンちゃん起きたよ!!」
小さい人間の子が嬉しそうな顔でお母さんを呼びにいった・・



後で聞くと僕は怪我をして、この子がよく遊ぶ公園の茂みの中に疼くまっていた
らしい・・


気付かなかったが体中が包帯だらけだった・・


「よかった!!ワンちゃんが元気になってとっても嬉しいよ!!」


ヨカッタ・・？ウレシイ・・？


・・どうして？どうしてよかったの？


なんで？なんで嬉しいの？


僕は皆と違うし、いらない犬なんだよ・・


「おかーさん!!このワンちゃん飼ってもいい？」


お母さんにそう言いながら僕を撫でた君の手は・・


暖かくて・・



気持ちよくて・・



凄く安心出来て・・涙が止まらなかった・・



「いいって!!よかったね、ワンちゃん!!じゃあ名前を決めないとね？貴方の名前
は・・」





神様・・僕、シアワセになってもいいですか？






長文をここまで読んで下さって本当にありがとうございましたこの「真っ黒ワ
ンコ」は少しの自分の体験（実際には親には捨てられてません）と心の中の思い
を描いた物語で自身のホームページに載せる為に書いてました文章がなってな
かったり色々不備な点もあったと思いますが、そこは大目に見てやって下さい（
笑）最後に皆さんにお願いがあるのですが・・

身近に今にも心が崩れてしまいそうな人がいたら・・それが家族だったり友達だ
ったり恋人だったり赤の他人だったり色々あると思いますが・・愛をもって接し
てあげて下さい。人間、身近に愛してくれている人がいればそれだけで生きてい
けますから・・。それでは
作者より