真面目はいいことだと思いますよ。約束を守って、何かあっても投げ出さず向き合ってくれるから、この人にだったら悩みでも相談してみようかなって思える。周りの真面目な子達をみてるとそう思います。真面目なところはとても大切なあなたの強みです。ないがしろにしないでください。
そんな周りからみると、私もわりと真面目な性格らしいです。今まで「自分は不真面目なやつだ。こんなこと誰でもできる。もっとやらないと。」とずっと考えてひたすら勉強してきたので、、
大学に入ってからは、勉強を理由に逃げてきた対人関係の問題に直面しました。これまで、親が望む勉強ができるいい子を演じようとしてきたのと、勉強ができることで自信をつけようとしていたので愕然としました。自分が悪いのでなく、周りがおかしいと本気で思いました。
でも、よくよく観察していると皆はけっこうだらしなくて、適当なんです。それなのに、年長者の前ではビシッとしてて、めちゃくちゃ腹が立ちましたね。ほんとに。特にノリのいい人。
まぁ、腹立てるだけバカらしいと思って、冷静になりながら見てると、あの適当さもその子達にとっての長所なのかなって考えるようになりました。ノリがいいって周りを楽しくさせるという羨ましくもある素敵ポイントですしね。
真面目かつ完璧主義の人って、実は自分のことに必死で周りの人のことまで目を向けれていないのかなと感じる今日この頃…。最近、「ただまっすぐすぎるだけなんでしょう」というアドバイスをいただいて、猪突猛進に走り続けるのもいいけど、蛇行した余裕のある道を作っていくのもいいのかなとおもうようになりました。
真面目な人もノリのいい人もどちらにもいいところ悪いところがあります。真面目な人から見たノリのいい人はずるいと思うかもしれませんが、きっとノリのいい人から見た真面目な人も羨ましいと思っているところがあると思います。自分は持っていないものに嫉妬しやすいのが人間なんじゃないでしょうか。
そんな嫉妬を減らすために一度、ただの人間として相手をみると、つっこみ上手なAさん。相手をよくみて気遣いを怠らないBちゃん。というふうに、どんなことを大切にして生きがいを持っている人なのか、その人の個性がみえてくるようになりました。ノリのいい人というラベル付けだけでは、その人の良さに気づき、その良さをこっそり学ぶという過程が見えなくなってしまいます。
自分の性格がいけないのだとご自分ばかり責めないで下さい。小瓶主さんとは少し違いますが、私も周りの人から「真面目そう」と言われ続け、ほんとは違うのにそう言われることにすごく疲れたことがあります。真面目な性格という言葉に捕らわれず、どんな自分が楽でいられるのかを考えるといいとかもしれません。周りの人の期待に応えようとしてきた、やさしい小瓶主さんにとって、今必要なことはご自身にも「今までよく頑張ってきたね」というやさしい言葉で、これまでの自分を甘やかしてあげることだと思います。
小瓶主さんの幸せを願っています。
