いつからこんな小心者になってしまったんだろ。
子供の頃は積極的に前に出て、クラスを引っ張っていく子だった。
それが成長していくにつれ、周りの目が気になって、どんどん行動範囲が減っていった。
漫画で言うと、主人公からクラスメイトCになった感じ。
Aですらないの。
社会人となった今では、お客さんからのクレームに怯え、自分自身の仕事上のミスに怯え。
お客さんから怒られた日にはもう駄目、しばらくその場面がフラッシュバックして、心臓がドキドキする。
自分て本当に何1つ完璧にできないんだなと凹む毎日。
仕事も、生活も、恋愛も、どうやったら完璧にこなせますか。
頭フル回転で考えても、答えが浮かばなくてもう疲れた。
芸能人でもよく言われるけど、過去に素晴らしい成功体験があると、今とのギャップに悩むんだよね。
多分過去の思い出のおかけで自己評価が高くなり過ぎているんだと思う。
完璧にやらなきゃって思うのは、自分には完璧に出来る力があると信じているから。
そういう自信を持つのは悪いことではないけど、今失敗が多いなら、完璧を目指すより、自分は出来ない人間と認めて、まずはミスを減らしていくという意識を持った方がいい。
無意識の内に自信過剰だと、細かい部分に目がいかないんだよ。自分がそんなミスするはずがない、見落としをするはずがないと思いこんでいるから。
だから確認が疎かになって失敗する。ただ自分の自信過剰に自覚がないと、自分はしっかり確認したつもりでいるから、何故失敗したのかわからない。だから同じような失敗を繰り返してしまったりする。
最優先で減らすのは、お客様対応のミス。
社内だけのミスなら同僚がフォロー出来るけど、お客様はそうはいかないから。
クレームが多いということは、自分で気づかない無意識の所で、お客様のお話をちゃんと聞いていない、表情が作れていない、ご要望の確認をしないとか上司に伝えきれていなかったとか、そういうことが必ずあるはず。
お客様に好かれるスタッフは、多少やらかしても何だかんだで同僚から認められて助けてもらえる。仕事で1番大切なのはお客様だしね。
自分が出来ないと思えば、注意深くなる。何か見落としてないかよくよく考える。不安になったり冷や汗かいたりする。
それでいい。仕事が出来る人の本質は自信家じゃない。神経質だったり臆病だったり、そういう人の方がいい仕事をする。
卑下するんじゃなく、謙虚な気持ちで行きましょう。
私もまさに同じタイプ。
優等生キャラ→残念キャラへ。
小学校ぶりに会った子に「どうしちゃったの！？」と言われるくらい。笑
で、悩んで悩んで心と体こわし、なんもできないまま、静かに回復を待ってた時にふと降りてきたことば。
「自分の人生の主役は自分なんだ」
当たり前っちゃ当たり前なんだけどさ。
クラスメイトCさんだって、Cさんにとっては、何がどうなろうとCさんが主役であることは変わらないの。
最初から最後まで、イヤでもなんでも主役なの。
Fさんだって、Zさんだって、全員、みんな、主役なの。
当たり前なんだけど、忘れがちだよね。
完璧にこなさなくていいの。
その時々の、ベストを尽くした自分を、ちゃんとほめてあげよう。
完璧じゃないほうが、色とりどりで、魅力的だよ。
