「精神病」について、皆様の意見をお聞きしたいです。
まず精神病という病気は、非常に診断基準が曖昧です。
極論を言ってしまえば、気違いのふりをすれば人格障害、落ちこんでいるふりをすれば鬱病、と診断されてしまうような病気でもあります。
先日私の友人が「ネットで鬱病診断をしたら、重度の鬱病と診断された。誰だって落ち込む時くらいあるし、『気分の落ち込みが二週間以上続いてる』とかザラにあるでしょう。こんなに普通に生きてる私が精神病って診断されるなら、全人類精神病だろう。果たして『精神病』という病気は存在するのか」という旨のことを言っていました。
皆様はどう思いますか?
精神病とは、一体どこからが「病気」で、どこまでが「性格」や「個性」の範囲だと思いますか?
そもそも「精神病」というくくりをどう感じますか?
精神病や人格障害の種類は数を増しています。
「かまってちゃん」と呼ばれていた人達は「境界性人格障害」、「気分屋」と呼ばれていた人が「双極性障害」など。
増え続ける「病名」のことも踏まえて、御意見を頂ければと思います。
私は、まぁ本格的にやばい人は除いて、ずうっと何かに苦しみ続けている人、あるいは「自分は人と違うような気がする」と不安を抱いている人を、救うための病名なように思います。
私もそれに近い病気に診断されたことがありますが、何かあると病名を盾にして自分の心を守っていました。自分は病気なのだから上手くいかなくて仕方がない、と。
甘えた行為だと思われそうですが、ただ息をすることでさえ辛かった頃にとって、病名は自分を肯定できる唯一の武器だったのです。
(もちろんそれが自分を否定する材料になってしまう方もいらっしゃるでしょうし、飽くまで私は、の話です)
だから、病気と性格と個性の境界線は、人それぞれなんじゃないかと。
病気だと思った方が楽な方は精神科を受診して病名をもらえばいい。余計に辛くなる人はそれも自分の性格で個性なんだと思えばいい。
その理屈でいくと、
>全人類精神病
ってのも、捉え方によってはあながち間違いでもないかもしれませんね。
私はそう思っています。