花吐き病。
なんて美しい病だろうか。
貴方を想う心が花となるのならばいくらでも吐こう。美しい花にこの想いを込めよう。目に見える愛を吐き続けよう。
そのまま息絶えても構わない。
貴方を想って貴方に殺されるなら満足だ。本望だ。
だからいっそ殺しておくれ。
私は血を吐くことしかできない醜い身体だけれど、貴方のために血を吐きこの身を捧ぐ。
私は貴方のもの。
私を何処かへ攫っていって。
こんな処抜け出して。
私を貴方のものにして。
花を吐こう。
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ななしさん
面白いですね。 興味深いです。
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