ある作家の本を以前読んだことがあるが、大嫌いになった。理由は二つある。一つは、その作家が自伝小説の中で

こんにちは、いつもお世話になります。

今回の小瓶は、怒りの表現があったり、一部愚痴の繰言めいた所が出てきます。
また、今回も長文になります。すみません。

ある作家（A氏とします）の本を以前読んだことがあるが、最近はもう読んでいなくて、大嫌いになった。
理由は二つある。
一つは、その作家が自伝小説の中で、
A教団が90年代に起こした、あの大規模なひどいテロ事件のニュースを見て、
（書いていて、むかむかしてくる…）＜わくわくする＞という意味のことを書いていたからだ。

私はとてもそんな気になれなかった。
真理を求める宗教団体だからって、
沢山の人の命を勝手に奪っていい、
罪もない人の平穏な暮らしを勝手に破壊してもいいなんて、
そんな馬鹿な理屈があるか。

（あの事件を支持した知識人もいたらしいけど、その連中の言葉を聞いて、
それらの非人間性に、胸糞が悪くて、反吐が出そうになった。肩書きは立派でも、人としては最底辺だと確信した。
そのことについて腹立たしい思いがあって、沢山書きたいことはあるけど、今回は省きます）

あのテロ事件の被害者を支援した弁護士や、カルト教団に苦しむ人のために活動する人々の方が、ずっとまともで、かっこいいと思った。
（後にA氏は、前者の弁護士と共に,ある分野で活動することになったらしいけど…世の中って、奇妙だな…）


二つ目の理由は、ロックバンドファンの少女を主人公にした小説の内容に腹が立ったから。
そこに登場するどのバンドマンも、可愛げが無くて、人間的に共感できず、
胸のすくようなカッコ良さや、理性や、人間味を全然感じられなかった。
特に、一般の人をいじめたり、ファンの女の子を、辛い苦しい仕事につかせて、大金を貢がせるところが、
読んでいて腹が立ってきて、胃が悪くなりそうだった…
（ここはもっときつい表現にしていたのですが、宛メのコードに触れそうなので、表現を控えめにしています）

そんなところを散々読まされた後で、
＜私が好きになったバンドマン達はヒーローだ＞という意味のことを言われても…と思い、後味の悪さと、反発しか感じなかった。
読んでいて、血圧が上がる気がして、どんどん頭が悪くなっていくような気がした…
反発を感じる自分が、時代遅れで頭が固いのだろうかと思ったけど、やっぱりどうしても受け入れられなかった。

馬鹿だと思われるかもしれないけれど、その小説がトラウマで、バンドマン達全体も、音楽を聴くのも大嫌いになってしまった…

自分の勝手な思いだけど、その作家が、結構な特権階級の、なんだか悪気無く質の悪い人に見えてしまう。
小学校にも講演に来たという話を聞いたけど、私がこの時分に、小学生でなくて良かったと思った。
世の中をリードする進歩的な人だというけれど、いい点を見るべきだと思うけど、
私はどうしても好きになれない…ごめん。

うまく言えないけれど、以上が、作家のA氏を嫌いな理由です。
読んで下さって、有難うございました。