疲れたときにふと思う。ゲームの世界に入ってしまいたいと。そして2度と現実世界に戻りたくないなと。
個人的に行きたいのは高校でハマっていたクロノ・クロスの世界だ。舞台は亜熱帯のエルニド諸島。東南アジアの海沿いの島々がモデルになっているのだろう。
せっかくゲームの世界に入ったのならNPCとして暮らしたい。クロノ・クロスのNPCは平和そのものだ。
人々は海で漁をしたり、アクセサリーやエレメント(魔法の呪文書みたいなもの?)を仕入れて商売をしたり、飲食店を開いたり、はたまた鍛冶屋を営んだり。
日の出とともに起き、日暮れには仕事を終え、夜は家族で過ごすという昔ながらの生活だ。貨幣制度は存在しているものの、資本主義的ではなく、現代に近すぎない生活なのが良い。
クロノ・クロスのNPCには滅多なことで事件は起きない。人々は判でついたように毎日同じ営みをして日々を過ごす。仮に何かに迷った時にはお告げをくれるポイントが至るところにある。
悪いところは。ちょっと遠出をしようとするとモンスターがいるところだ。岬や浜辺に海を見に行く。買い物や見世物を見に遠くの市場まで出かける。ただその程度の気晴らしをするために、モンスターと5〜6回はエンカウントしなくてはならない。気晴らしをするのもデートをするのも命がけだ。こちらの世界で言えば、電車やバスで一駅以上離れたところに行くためには武器が必携なのである。もしくはエレメント(魔法)を買って習得するか。
ただ、一番はじめのスタート時点でのアルニ村には回復エレメントしか置いてなかったと記憶している。主人公の冒険が進むにつれ攻撃用のエレメントの品揃えも段階的に充実するので、主人公が強くなり討伐金を稼いでリッチになるので、その需要に合わせてラインナップを拡大したものと思われる。
つまり現代人の我々が手ぶらでクロノ・クロスの世界へ行くと、手に入るのは回復エレメントだけで、あとはモンスターとはひたすら殴り合いをしなければならない。
考えてみれば主人公は高校生だが体格は成人並み(170cm)だし、日頃から漁の手伝いをしてるので身体も鍛えられていることだろう。武器になるオールも常に持参している。
そして確かに、モンスターのいるエリアは無人か人がいても大人の男性だけである。危険なエリアは騎士団が封鎖してくれているが、そこが一番の近道だから厄介だ。一般人は船で行くか、ものすごく遠回りをして山を越えていかなければならない。
海路も実は厄介で海賊がいたり、バミューダ海域みたいなところもある。
こうして考えてみるとRPGの世界は、予想外に一般人の女性や子供、弱者には優しくない。行くときはジムで身体を鍛え上げ、格闘技も習得した上で武器を携えて行こう。観光気分でのんびり行くのは、ジュラシック・パークの世界に裸で飛び込むようなものなのだ。
だったら今の世界、この日本でいいや。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
すごくやさしい言葉をかけてあげてほしいです