受験から逃げる日々。
母に言った。
「今日は冬休みらしくゆっくり休んで、
明日から頑張って勉強に向き合おうと思ってたんだよ!」
嘘じゃ無かった。本心で、そう言った。
…でも、結局出来なかったよ。
ごめん、お母さん。
心に少し傷を持っている姉二人。
学校も不登校で行かなかったりもした姉二人。
二人とも通信高校に通った。
私は三人姉妹の末っ子で、
昔 母が言った言葉が忘れられない。
「一人くらい○○高校くらいの学校に行ってくれたら、
そりゃあ嬉しいよね。」
そんなに深く考えずに言った言葉なんだろう。
こんな言葉、きっと母はもう覚えてない。
けど、私は覚えてるよ。
何かあるたびに思い出してしまうんだよ。
何かあるたびに思ってしまう。
「ふつうの子になれなくてごめん。」
「お母さんをイライラさせるだけの存在でしかいられなくてごめん。」
「○○ちゃんみたいに偉い子じゃなくてごめん。」
あーあ
なんでかな。
こんな事、思いたくないのに思ってしまうんだよね。
「“ふつう“なんて存在しない」っていうのが私の考え方だ。
だけど、友だちを普通の子とするなら、
私はどう考えても普通じゃない。
魯迅の「故郷」って知ってる?
2学期、国語の授業でやったんだ。
その時にね、気付いてしまったんだよ。
「これは、私達の学年だ。私達はあの人達に支配されてるんだ。」って。
なんだよ。授業中入ってくんなよ。
私の大切な時間を奪わないで。
なんで私の時間をあなたたちにあげなきゃいけないの。
私が今こうやって泣いていることなんて、考えてもいないんでしょう?
私なんかどうでもいい存在なんでしょう?
脇役の一人?なんだそれ。
私には私の人生ってのがあるんだよ。自分勝手に生きないで。
学校ってそういう所じゃないよね?集団生活を学ぶところだよね?
君たちが学校に来る理由って何なの?なんで…なんで…
ただ人の大切なものを奪っていくだけなら来ないでよ。
いつか私だって耐えきれなくなって爆発して、君のこと殴っちゃうかも。
そしたら私のこといじめてくれる?
思いっきり殴り返してくれる?
あのね、そういう曖昧なのが一番つらいんだよ。
いじめられてるわけじゃないから親や先生に相談できない。
かといって、私が辛い思いしてない、って訳じゃない。
辛いのに、誰にもこの想いを言えない。
だってさ、「何この子。いじめられたいの?」…って話じゃん。
…いっそのこと、もういじめてくれよ!!!!!!!
どうしたらいい?
辛いって思えてる。だからまだ頑張れる。
ほら、泣ける。涙はまだ枯れてない。
だからまだ大丈夫。頑張れるよ。
…頑張らないと。頑張らなきゃ。
頑張らなくて良い、何て事は絶対にない。
だって、頑張らないと何もできないでしょ?
頑張らなくて良いってさ、じゃあどうしたらいいの?
どうやって私は生きていくの?生き急がない生き方を教えてよ。
頑張らなくて良いのは、死んでしまう時だけなんだよ。
…じゃあ、死んでしまえばいいんじゃ?
死んだら何も出来ない。
…じゃあ死んじゃえば良いじゃん。
そしたら、何も悩まなくて良い。考えなくていいんじゃん?
楽しいことも経験できなくなる?
喜んで。
…とかいって、結局リスカもしないのは自分の弱さの象徴。