私には許せないものがありました。
それは自分の生まれもったものであり、それによって損をしている感がどうしても拭えなくて、嫌だった。
……そう、お恥ずかしながら、顔のことです。
未熟な私は、見てくれを気にする。
今私は高校3年生なのですが、高校入学に伴い、自分の顔に対する評価に、過剰なほど一喜一憂するようになりました。
可愛いあの子、美人なあの子に人が群がる度に
いいな、いいなと思うようになりました。それはやがて嫉妬となり、美しくない自分への嫌悪ともなりました。私が私であることが、無性に恥ずかしくなった。
美しくない者への社会の風当たりにも敏感になって、それを感じる度、社会も自分もどんどん嫌いになりました。
たまたま持たなかった美しさのせいで、どうしてこんなに惨めな想いをしなくてはならないのかとばかり思うようになりました。
要は悔しかったんです。
羨ましかったんです。
手っ取り早くちやほやされたかったんです。
私の中にはバカな法則があって、幸せになるにはまず美しいという第1条件を満たしていなければならなかったんです。
この法則のせいで私は、何をしていても辛かった。どんなに楽しくても、どんなに幸運なことがあっても、自分の顔を思い出す度、本気で笑えなくなった。
どうしてこんなにも外見に重点を置くのか、何度も自分自身と対話をしました。
見てくればかりの自分が嫌だとは思っていたから。
だけれど、いつもいつも自分の中の法則を破ることは出来ませんでした。何をやっても、何を考えても美しくないものは美しくない。
私は美しくない自分を嫌うのと同時に、美しいものしか愛せない・尊敬できない自分にも嫌気がさしていました。
結果、どんどん自分を嫌いになるばかりで。心すら荒んでいく自分もまた、許せなくて。
美しくないことを惨めに感じるのは、それだけ自分が美しさに執着しているから。
私が相手に求めているものなのに、自分にはそれがないという悔しさ、矛盾からくる劣等感。
何度も何度も思考はループして、
同じところに戻ってくる。
私は負けず嫌いだから、
外見のことで他人から見下される度、悔しかった。
どんなに努力したって勝てない。
これが才能というものか。
しまいには
外見を取り繕うことは努力とは呼べないという意見を知った。
じゃあなに。
醜いものは一生醜いままでいろって?
醜いものは永遠に綺麗にはなれないの?
私は、ずっとずっと自分に認めて欲しかった。
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ななしさん
私のような素人でさえ、明らかに、強迫神経症の一部、
醜形恐怖のど真ん中(一軍レギュラー)の人だな、ということは
理解出来ます。
前も書いたことがありますが、カウンセリング、精神科、心療内科の中でも
醜形恐怖の人が、治療のスタートラインに立つまでが
一番時間がかかると見聞きします。
(先生にゆだねないから)
私は、厳しいことを言っているつもりはないけど、
そう解釈されることを覚悟して書きますが、
恐らく、同じ悩みを持つ方からのお返事以外、
あなたの中には入ってこないと思っています。
歪みのど真ん中にどっぷりいる人間というのは、
往々にしてそういうもんなので。(私もしっかり経験アリ)
ただ、堂々巡りが、どうも不毛で、空回りでなんの実もつけないことに
ご当人が、うすうす気づき始めると
初めて本当の意味での、内省が自発的に起こるとも思っています。
なもんで、いい小瓶だな、と思いました。
顔のことにこだわる、その下(奥)の本当の願いが、
自分の首を絞めていることがあります。
認めた上で、ゆるめていくというのも、一つの生き方だと思います。
そういう意味の「がんばれ」。
まいたん
ななしさん
【小瓶主さんからお返事きたよ】
お返事遅くなりました。小瓶主です。
醜形恐怖、調べてみました。
自覚はなかったけれどそうなのかなあって思いました。今日もですね、アルバムを見ていて辛くなりました。気持ち悪くて、可愛くないのにおしゃれしてて。
私の本当の願い、考えてみました。
私はたぶん、もっと笑って毎日を過ごしたかったんだと思います。だけど自分の顔が気になって、自然に笑えない。
気になる人にも自然な対応ができない。
私、全部顔のせいにしてますね。
でも、逃げてるわけじゃないと思います。私にとって、顔の醜さを認めることは、一番屈辱的で苦しいことですから。
結局は、他人よりも劣っているということが許せないのかもな、とも思います。
見栄っ張りなんだと思う。やだな、見栄っ張り嫌いなのに。
もう根本から歪んでるんだろうな。普通になに不自由なく育ってきたのに、どうしてこうなったんだろう。
好きな服を着る。似合わない。顔が残念。他人が教えてくれる。
かっこ悪い。ダサい。こんな自分はいや。嘆くことしかできない。嘆いても、何にも実をつけない。
そうです。いい加減不毛なんです。気づいてるんです。
まいたんさんのお返事、全然厳しいとは感じません。ただ、ありがたいなと思いました。
私が救われるには、一つしかないんです。私自身に外見を許してもらえること。
...バカらしいですね。
そんなことが生涯のテーマだなんていやです。
もうほんと、書いてて自分にうんざりします。
いきなり外見を繕うことをやめることはできない。気休めでも、やらなかったらたぶん私は壊れる。
だけど、他にやりたいこともある。とりあえずは、そっちに熱中していきたいと思います。
このフラストレーションをぜーんぶエネルギーに変えてね、これからはちょっと違う角度から頑張ってみようと思います。
うん、ちょっと進路が見えてすっきりしした。
お返事していただき、ありがとうございました。
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