「がん」「受験」
この言葉を聞くと俺は必ず思い出す人がいる。
がんで亡くなった知り合いだ。
去年の5月頃の出来事。
この方は1度がんになっていた。
一度は完治し、転移もしていないとお医者様から診断されたらしかった。
でも、がんは転移していた。
お医者様からの診断を受けて油断して、転移したがんを発見するのが遅くなったのであろう。
診断された頃には、もう治らないほど進行していた。
治療を続けていたが一向に良くならなかった。
その方と関わりが強かった母と俺が話を聞いたのは、緩和ケア施設に入る報告をしてくれたタイミングだった。
転移したがんを見逃してしまい、末期ガンになった。これからは緩和ケア施設で過ごす。
こんな報告だった。俺もそれなりにあの方と関わりがある自覚はあったから、母が頼み込んで会うと聞き、俺も何度も頼んで連れていってもらうことができた。
そこで見たあの人は変わり果てた姿だった。
酷く痩せこけて、髪は抜けて、生気がまるで何かに吸い取られたかのようだった。
声や話し方は確かにあの人だった。名前を呼んでくれたあの声を今でも鮮明に覚えてる。
泣き崩れて俺はまともに会話が出来なかった。
あの人は前に散歩をした事。また今度公園に行くこと。これからしたいこと。沢山のことを話してくれた。俺の学校行事も見に来るって言ってくれた。
でも、その数週間後あの人は息を引き取った。
お葬式に母が参加していた。
俺もお願いだから最後にお別れを伝えさせて欲しいって言った。
なのに、模試があるからと言って行かせて貰えなかった。
だから、受験をもうしたくない。絶対に大学受験をしたくない。
せめて、専門学校に推薦入試等で入りたい。
もう、受験のせいにされたくない。
この出来事のおかげで、俺は受験が心の底から嫌いだ。受験なんてクソ喰らえと思ってしまう自分がいるなんて酷いよね
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
すごくやさしい言葉をかけてあげてほしいです