仕事納めの日だった。
その人は生憎、外勤、直行直帰。
だから会えない。
本当はちゃんと挨拶したい。
いつもはその人の業務終了通知を見届けるだけだった。
でも今年は挨拶を送った。
それくらい許されるだろうって。
でも返事を期待したら苦しむ。
だから、簡単にお返事不要として。
既読スルー常習犯だから、来なくて仕方ないと思いながら。
その人にはお世話になった。たくさん支えてもらったし、今、こうして仕事をできるのもその人のおかげ。
感謝と、来年もよろしくお願いします、と添えて。
それで良い。
自己満足だから。
余程いい。これまでは、何も伝えられなかった。避けられるのも、無視されるのも、拒否させるのも、不審がられるのも全て怖かった。
今は言えるだけマシだって、言い聞かせながら。
でも返してくれた。
正直、とても嬉しかった。
それが3文しかない、飾り気のない、端的なメールであっても。
こちらこそ、ありがとう。
私は外勤終わり次第、お先に失礼します。
良いお年を。
そんなメール。
でも、その人からのお返事ってだけで、輝いて見えた。
その人は、必要と思わないと返さない。
だから、返さないと、とそう思ってくれたんだって。それだけで幸せだった。
報われない恋。
どうしてこの人をこんなに好きなのだと、とても辛くて苦しい時も多い。
でも、きっと幸せなんだろう。
すぐ近くにいれて、それが当たり前で、週のほとんど顔を合わせることができる。
人を好きになっても、9割の片想いは実ることが無いんだと思う。
そしてそのほとんどは、相手は何も思っていない。下手すると異性として認知すらしてもらえないかもしれない。
でも、私はその人の側にいれる。例え女性として見られていなくても。
私はこの1年、この人のために何をできたんだろう、この人を幸せにして、笑顔にすることができたのだろうか。
そして来年は少しでも一緒に時間を過ごせるんだろうか。
そしてどれくらい長く、この人のそばにいれるのだろうか。
来年、また会う時、この人と笑顔で再会できますように。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください