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小学生の頃、私のランドセルを刃物で切られるイタズラに遭い、母が私を信じてくれなかったことが、今でも忘れられません。

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私が小学2年生の頃です。

私のランドセルのフタの端の部分が、切り取られるイタズラに遭いました。
2〜3cmほど、三角形みたいに、ハサミやカッター等の、刃物で切ったと思われる切れ方でした。

家で気が付き、いつごろ切られたかはハッキリとは分からず。
学校では、イスの背もたれにランドセルをかけていたので、移動教室やら、休み時間やら、席を外していた時にやられたのだと思います。

母は「なにこれ!」と驚いて、すぐに学校へ連絡し、
私は呆然としていました。

おばあちゃんに買ってもらった、大事なランドセル。6年間大事に使うつもりだったのに。
とても落ち込みました。その夜は、家族にバレないよう布団の中で泣きました。

その後、学校で先生に呼び出されて詳しく聞かれたり、クラスで聞き取り調査があったり、母も学校に来て先生と話したりしていました。

結局、犯人は分からずじまいでした。
フタに不自然な切れ込みが入ったランドセルを見る度、悲しくなる日々でした。


少し気持ちが落ち着いてきた数ヶ月後、今度はランドセルの肩ひもの端が切られました。

その後、また前回と同じような流れで、親も学校側も対応してくれましたが、やはり犯人は分からず。

さすがにみっともないから、と、母は、新しくリュックを買ってくれました。
おばあちゃんに買ってもらったランドセルを卒業まで使いたかったけれど、叶わなくて、ついに母の前で大泣きしました。


小学4年生。

リュックの肩ひもの端っこが、また切られました。

また同じような流れで、親と学校が対応。
私は落ち込むとかそういうのを通り越し、“無”の状態でした。

やはり犯人も見つからずじまい。


それからしばらく経った頃、
家のポストにメモ用紙が入っていました。
郵便物を取る際に母が見つけ、私に見せに来ました。

確か、メモ用紙2〜3枚くらいに書かれていたのですが、要約すると、
“あなたのランドセルを切ったのは、僕でした。ごめんなさい。”
というような内容。

最後の行に書かれていたのは、1〜2年生の頃に同じクラスだった男の子の名前でした。


その後、母は学校へ連絡。
数日後の放課後、私と母とで学校へ行くことに。

ランドセルが切られた時より、長時間にわたる面談。
担任の先生をはじめ、他のクラスの先生も数名いました。
私と先生とで話したり、母と先生とで話したりもしました。

当時、10歳くらいの私は、先生方が言わんとすることを察するのに時間がかかりましたが、
先生方が、言葉を濁しながら私に問うていたのは、
「あなたが、この手紙を書いたのでは?」
ということでした。
つまり、自作自演をしたのではないか?と。


私は、そんなことはしていません。

やっていません、と主張はしましたが、
この平仮名の、この部分がとても似ている、など、私の作文を持ってきて見比べさせられ、信じてもらえず。
確かに似てはいましたが、その、たった1文字だけで決めつけられることなのか?と疑問でした。
しかし、私がやっていないという証拠も当然ながら持っていません。

私が犯人だ、と、大人たちの意見が一致している。
母でさえ、私だと思っている。
私が何度否定しても話し合いは終わらず、もう外も暗くなって、時計は21時を指している。

ついに校長先生が出てきて、私と二人だけにするよう言い、他の人達が部屋から出て、少し他愛も無い話を挟んだあと、
優しい口調で「やったんだよね?」と。

私が認めない限り、この話は終わらない、と気が付き、全て諦めた私は、
「はい」
と答えました。

ニコリと微笑んだ校長先生が、部屋から出て少しすると、先生たちは戻ってきて、優しく私の頭を撫で、
部屋を出ると、「えらい、えらいよ」と、泣きながら私を抱きしめる母。
なにがえらいの?私があえて嘘をついてこの場をおさめたから?


それからしばらく経って、5年生になった頃に分かったのですが、なぜか、ランドセルを切ったのも、私だと思われる始末。


先生方にも腹が立ちましたが、
私の生みの親である母が信じてくれなかったことに一番腹が立つとともに悲しくなりました。

もう大人になった今でも、定期的に思い出し、夜眠れなくなることがあります。
どうして、私のことを信じてくれなかったんだ。
そして、自分が全てを諦めればそれで済む、なんて、子供にそんな諦め方をさせる大人には絶対になりたくない、と。

私は母に対して、他にもマイナスな感情が沢山あるからか、余計に苛立ちが消えません。

やり場の無いこの気持ち、
忘れたいけれど、忘れられません。
10年以上経った今でも消えず、このまま一生忘れられないのでは、と思います。


オチも何もない文章で申し訳ありません。
眠れない夜が悲しくて、書かせていただきました。

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