妹の日記が見つかった。
『死にたい。
自殺しようとした事もあるけど死ねなかった。
私はいらない子なのかな。お姉ちゃんのおまけなのかな。』
って、書いてあったらしい。
親が、言ってた。
私はさ、それ聞いて、イラついちゃった。
心配になるわけでもなく。
イラついてしまった。
私だって、死にたくなるときが何度もあったから。だけど、自殺しようとしたことはなく、頑張っていたから。
自殺しようとするなんて、私は勝手に自分を悲劇のヒロインのように思い、頑張っているつもりだっただけで、本当は妹がヒロインで。妹の方が頑張っていて。私なんて、何でもなかったのかな、なんて思ってしまったから。
紙に書くなんて、見つけてほしいからなのではないかと思ってしまったから。
私は、見つかるといけないから、ネットで密かに、小説として投稿来ていたから。好きなキャラに当てはめて、二次創作として。万が一見つかっても、大丈夫なように。バレないように。心配をかけないように。
それなのに、妹は見つかることがわかりきっている方法で、それを吐き出した。
それが、同仕様もなく羨ましい。
私には、出来なかった事。
でも、心配をかけないように私がかかなかったのに、結局妹が心配かけるんなら意味がなかったんじゃないか、とイラつきもした。
頻繁に学校をお休みしている妹。
休む勇気もなく、毎日学校に行っている私。
ねぇ、どっちが辛い…?
苦しみなんて、推し量れる物でも、推し量っていいものでもないなんてこと、分かってる。
でも、思ってしまう。
ねぇ、どっちが嫌だと思う⋯?
あなたはいいじゃん。
自分の気持ちをちゃんと吐き出すことができて、親に心配だってしてもらえているんだから。それになに?お姉ちゃんのおまけ?
私はあなたのほうが羨ましい。
勉強漬けな私。友達と遊ぶのだって禁止され続け、友達みんな離れていってしまった私。
YouTube漬けな妹。友達と毎週のように遊び、クラスの全員と話せる妹。
私は、あなたが羨ましい。
きちんと話せる、あなたが。
私はうまく話せないから。
ねぇ、羨ましいよ。ものすごく、憎い。
私は、頑張っているのに。
あなただけ死ぬなんて、解放されるなんて。
絶対に許さない。死なせやしない。
死ぬ勇気も、なんならリスカする勇気すらもない私が、生き地獄へとあなたを導いてあげる。
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