僕はヒールを履いた。この5センチメートルの背伸びで僕はどこまでだって歩いて行ける。
僕はフリルのスカートで出掛ける。風に揺れる白は僕の心そのものだ。僕はカバの鞄を肩にかける。お財布に、カメラ、お気に入りの筆記具を詰めて。僕は襟にリボンを絞めた。曲がらない様に丁寧にね。僕の目は確かに青い空を見た。初夏の香る雨の足跡。春が終わる。
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