自由なんじゃなくて、
誰かの祈りに無頓着なだけ。
容赦がないんじゃなくて、
他人の苦痛がわからないだけ。
頭が良いんじゃなくて、
自分の愚かさが見えないだけ。
人を見透かすんじゃなくて、
認識で存在を塗り潰すだけ。
物知りなんじゃなくて、
自分の目と頭が使えないだけ。
賞賛を浴びているのではなく、
おだてられ利用されているだけ。
心が強いんじゃなくて、
苦痛ひとつ感じられないほど弱いだけ。
うまくやれているという自負は、
うまくやらなければ死んでしまう
という恐怖の裏返しだ。
ああ。
あなた、なんにもないね。
苦痛から逃げ、愛から逃げ、
弱者から逃げ、不条理から逃げた、
裸の王様。
何の痛みもない人生に、
何の重みがあるというのか。
愛されないという痛みに耐えられず、
他人を愛する価値なしと蔑んだあなたは、
もう愛が見えない。
期待を捨てたあとでは、
手に入ったものが見えないのだ。
生物はそうできている。
だからあなたの人生は失敗、
あなたは死ぬまで空っぽだ。
敗因はうまくやろうとしたこと。
鏡に向かって喋る。
誰のことでもない、そう誤魔化す。
内臓の感覚だけは
あなたの欺瞞に騙されないだろう。
せめて救いがありますように。
心にもないことを言う。
どこが分かれ道だったのかな。
生まれる前かもしれないね。
ならばすべてを許そう。
愚かさこそは最大の罰、
何を築いても砂の城。
虚しさに追いつかれないように
どこまでも走っていくといい。
抜け出せない砂漠の真ん中で
ひとり行き倒れるまで。
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