「げほげほっ…」
私は星宮 ちぐさ。中学2年生。気管支が弱く、すぐに入院してしまう。
入院生活は退屈でつまらない。 話し相手もまったくいない。
「話し相手が欲しいなぁ」
誰にも聞こえないくらい、ぼそっと言った。「話し相手が欲しい」と。
叶わない願いを口にしてから、病院の近くにある公園へと足を運ぶ。
さぁっ…と心地よい風が吹く。誰もいない静かな公園。
「学校へ行きたいなぁ…勉強…楽しい だろうなぁ…」
ここ半年、ろくに勉強もできていない。運動も…全くだ。
せめて誰かと話したい。と願っていた。叶わない願いを。
『ねぇ、そこのきみ、お話しよう!』
優しい、ふわっとした声。 もしかして…私に言ってる…?
「わ…私…ですか?」
『うん!一緒に話そう!』
ぱっちりとした青い目。さらっさらな髪の毛の男の子。
『お名前、なんて言うの?』
「星宮ちぐさ…です」
『かわいい名前だね!僕はアサヒ! よろしくね!』
朝日みたいな笑顔を浮かべる。 かわいいなぁ。ほんとに男子か…?
それから、いつもの公園でいろいろなことを話すようになった。
毎日が楽しくて楽しくて仕方がなかった。…あの日までは。…あれから半年後。何気ない質問だった。
「そういえばアサヒはなんでここ にいるの?」
『…聞いちゃう?それ』
アサヒの顔が曇る。見せたことのない顔。
『……癌』
「……え?」
『余命半年だって、ちぐさと出会った 時に言われたよ。だから…もう、』
信じられない、あんなに元気だったのに、じゃあもう…一緒に話せないんだ。
「………………ッ…嫌だよ。」
『え、?』
「もう会えないなんて、嫌だよ!!私 はっ!アサヒのことが好きな のに!」
今までの気持ちを全て吐き出した。フラれることは分かっている
『ッちぐさっ!』
「えっ、」
次の瞬間、私に抱きついてきた。強く。でも、どこか哀しそうに。
『僕もッ!僕も好き!大好き!』
「え、!?」
『…残された時間まででいいから…僕 と付き合ってください!』
………頭が真っ白。付き合う…?
「…こんな私でいいの?」
『うん!もちろん!…だから傍にい て……!」
「ッ…ありがとう!大好き!」
2人で笑いあって、嬉し涙をながして。夢のような時間はあっという間に過ぎていった。そして1週間後。彼は深い眠りについた。
『ちぐさ、大好き』
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ななしさん
私の知り合いも若いのに脳腫瘍であっという間になくなりました。婚約者もいたのに。
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