今日は風が強かった。
その勢いで、ベランダから吹っ飛ばされないかな、と思っていた。
実際に出てみれば、本当に飛ばされそうな勢いだった。
不思議と恐怖感はなかった。
そのまま死ねればいいのに、と思った。
早く死にたい。
死ねるようになりたい。
あと一歩、死ねる勇気があれば。
俺は幸せになれるのに。
なんて、そんなの、妄想に過ぎない話だが。
ふらふらと空を飛んで、ぱっと羽が消えて、そのまま重力に身を任せて。
ぐちゃぐちゃになってしまいたい。
誰も俺だと分からないほど、べとべとでぐちゃぐちゃになりたい。
そろそろ、自殺も考えなければ。
俺の身も一旦危ないか。
このままじゃ、“俺”に殺される。
”俺“に殺される前に、俺が死ななければ。
さっさと死にたい。
そんなことを言ったって、結局は皆んな知らんふり。
何も聞かなかったふり。
はぁ、それは俺もか。
あぁ、一度でいいから...いや、これは墓場まで持っていこう。
言ってしまったら、いけない気がする。
また、未来に希望を持ってしまう。
夢を見てしまう。
夢は壊したって決めたんだ。
死にた。
死にた過ぎ。
死にてぇ。
死にたい。
死にたい死にたい死にたい。
死にたいねぇ。
死にたいなぁ。
死なせてくれんかな。
寝て起きたら死んでいてほしい。
死のうかな。
死のうか。