要約:お仕事経験がほぼないのにお仕事が来て疑心暗鬼になっているので適度に「そうだよね」って言ってほしい
・はじめに
ぼくは無職の薬物中毒者(精神障害者)である。
空気が読めなかったり朝起きが難しかったり…そんな理由から社会参画は諦めて実家にこもってのうのうと暮らしている、そのような到底褒められるべきでないような人間だ。
強いて特技を言うとすれば素人よりはマシに絵が描けるといったところだろうか?それも生活が成り立つほどのものではないし、知らない人間に絵を評価されるのはどうにも気分が悪い。
・ほんぺん
変わらずいつも通り家にこもってゲームをしたり絵を描いたり薬物を食ったり…家族やSNSの人以外誰とも関わらない生活をしていると、なーんだか色んなことがあって急に福祉施設と関わることになった。
諸々は省きぼかすが、数年経ったある日、その福祉施設から「(色々精神に問題がありながらも)頑張っているヒトを応援したい!特にキミ!キミって絵描けるらしいじゃん!?福祉だから悪いこと言いにくる人なんてこないよ大丈夫!やろうぜ!」というようなことを言われたのだ。端的に言えば、仕事の依頼である。
ついでに言えば、諸々の手続きはやってくれて当日来なくても別になんとかしてくれるらしい。空気を読む必要も朝を起きる必要も他人からの評価を直接聞く必要もない。おまけにそんなスケジュール管理でいいのなら薬物を自重する必要もないのではないか。更には報酬も出るという。
あまりにも話が出来すぎていてどうにも怪しい話ではあるのだが、数年くらいはお世話になっているがために断りにくい。
後出し情報になるが、ぼくの清潔感は終わっているしメールの返信も1日に1通レベルである。福祉とは言えど法人がぼくのような人物を雇用して会社のイメージダウンにならないのだろうか?考えれば考えるほど相手にプラスはない気がしてくるし、「自分に価値がない」という確信のもと考えを進めている偏った感覚の自分にも気がつく。
色々考えても自分の脳みそでは解決不可能と感じ、ぼくは適当に承諾した。完全に詐欺に引っかかる人の脳みそである。
・あとがき
これからぼくはどうなるのだろうか…?
ぼくは不安から錠剤を口に流し込み今この文章を書いている。
絵を簡単に発表できないプラットフォームであることかつ絵のクオリティの先入観なしに話を聞いてもらいため絵は出さないが、それを踏まえてこの福祉施設の怪しさに共感してもらえれば幸いである。
ああ…こんなことも考えずいつものようにひきこもっていたい…。
聴いている音楽:おくすり飲んで寝よう(初音ミク/もちうつねP)