もうすっかり日課になったコーヒーのにおいとか
慣れてしまった部屋の温度も かじかんだ指も
全部ひっくるめて「いつもどおり」で
冬の朝に 溜息を一つ
安堵とも落胆ともつかぬ
もう長いこと私だけのこの部屋
人には見せられないものがいっぱいなの
どうかどうか嫌わないで
明日の朝もそばにいて
小さな綻びがもうどうしようもなくなった跡とか
慣れてしまった生活圏も その外にある幸せも
全部ひっくるめて「いつもどおり」で
明けぬ夜に 溜息を一つ
安堵とも諦観ともつかぬ
もう長いこと私だけのこの部屋
自分だって見たくないものであふれてるの
どうかどうか見捨てないで
明日の朝までそばにいて
やっぱ詩書くのやめられなかった。
ちょこの詩を好きだって言ってくれたあなた、ありがとう。