俺の大切な人が亡くなる夢を見た。
病気で亡くなった夢だった。
ぽっかり穴が空いた感じがした。
もうこの世にあの人はいないと。
あの人がいない日々がそれを嫌というほど証明した。
襲った感覚は何か。
恐怖、虚無、絶望。
もう、無理だ。
あの人がいない世界に生きる意味はない。
あの人がいない世界に価値はない。
プツッと視界が途切れ、暗転。
そこで目が覚めた。
あの人が消えてしまうのが怖い。
死はいつも隣り合わせ。
いつ誰が死んでもおかしくない。
そんなの知っている。
けど、怖いもんは怖い。
本当に怖かった。
夢で良かった。
あの人はまだ生きてる。
今日の朝、母と一緒にその人が出ている動画を見た。
あぁ、彼は生きている。
それだけで心が温かくなった。
涙が出そうになった。
煙草を吸っている貴方はとても素敵です。
ですが、気をつけて下さいね。
貴方が亡くなってしまうと、僕はとてもとても悲しいです。
俺は、貴方が健康で、長生きすることを祈っています。
いつか、貴方と話せるまで。
先生。