狼は方向音痴なのです。
道を覚えることは不可能ではありませんが、どうしても考えてしまうのです。
「今、右に曲がれば、誰かに会えるかもしれない。」
「でも左に曲がれば、新しいお花が見つかるかもしれない。」
そう思ってフラフラしていると、いつの間にか迷い込んでしまうのです。そういう意味では気まぐれな性格なのかもしれません。
狼は出会う人間全てのお話を聞きたい。けれど、狼にだってたくさん制限がある。世界は広くて、とても一生では回りきれない。
狼の言葉に、誰かが返してくれるこのあたたかい場所。狼も蹲ってしまったあなたのお隣で、何とかあなたが空を見れるようにしてあげたい。
けれど狼はやはり迷うのです。狼が紡いだ言葉が、果たしてどんな道を辿るのか。中途半端な手は、逆にあなたの怒りを買うでしょう。けれど、目の前を通り過ぎるなんてことはできないのです。
「通りすがりの狼」は立ち止まることを知っています。だからこそ、止まらないわけにはいかない。寄り道をしないわけにはいかない。例えその先に道標などなくとも。
どうすれば良いのでしょう。どこに行けば、何をすれば、あなたは笑顔を見せてくれるでしょうか。どうやっても文字しか届けられないのに。
今更何を頑張ろうというのか。
やはり右往左往としてしまいます。
狼が誰かを助けられる、なんて自惚れているわけではないけれど。
狼の願いはただあなたの幸せだから。
こぼれていくあなたの心を、ひとつだけでも拾えたら。
狼は今日も道標を見つけられるのでしょうね。
189946通目の宛名のないメール
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お返事が届いています
ななしさんへ。お久しぶりですね。
その節はありがとうございました。
狼は元気です。今日も変わらず走り続けています。あなたはお返事をくれることが、狼の最大の癒しです。
いつもありがとう。お疲れ様です。
またどこかで。
ななしさんへ。
会いに来てくれてありがとう。
狼もあなたと出会えてよかった。狼にこんなにもたくさんの言葉を届けてくれるあなたに出会えてよかった。狼は、あなたのお返事を何度も読み返しました。嬉しいのです。幸せなのです。
あなたが失ったと感じていたものを、狼が少しでも埋められたのならよかった。お話の中のお二人が、あなたに感じていたものはマイナスのものだったのかもしれない。けれど、狼はあなたに幸せをもらえた。この事実はこの先も消えません。
あなたがその道を歩くと言うのなら、また必ずどこかで会えるでしょう。あなたがまた会いに来てくださると約束してくれた。狼はそれだけでこれからも歩いて行けます。いつでも帰ってきてくださいね。狼はずっとこの浜辺に座っています。
狼もあなたが好きです。あなたの優しい手が、暖かい手が。大神にその言葉をくれてありがとう。今度は陽の当たる砂浜で会いましょうね。
ターニャさんへ。お返事ありがとう。
あぁ、狼が迷ったことは無駄ではなかったのですね。ありがとう。狼と出会ってくれて。
あなたがいるからこそ、狼が小瓶を流すことができます。
今日もたくさん歩きましたね。ゆっくり休んでくださいね。
狼さんおひさしぶり。
半年ぶりくらい(かな?)にお返事書きました。
ななしなので分からないでしょうけれど、以前ある小瓶について指摘したものです。
その後問題はおきていませんか?
みんなのもふもふさんだとしても、あなた自身も労わってくださいね。
ではまたどこかで。
1通目のななしです。
狼さん、優しいお返事をくれてありがとうございます。
私は、リアルでもここでもひとりです。
リアルでぼっちだから、友達がほしくてここに来ました。
でも、やっぱりダメでした。
ここでも、私はひとりです。
分かるように説明できるか自信がないですけど、聞いて下さい。
直接やり取りしたことはないのですが、Aさんが小瓶に私のことだと思われる内容を書いていました。
私はAさんの小瓶にごめんなさいと書いたお返事をしましたが、何のリアクションもありませんでした。
多分、無視されているんだと思います。
私には、ようやく仲良くなれそうなBさんがいたのですが、AさんとBさんは、私がここに来る前から友達でした。
だから、Bさんは私とAさんのことを知っているんだと思います。
Bさんの小瓶にお返事しても、何も返してくれなくなりました。
Aさんは友達やフォロワーが多い人なので、私は誰にもお返事する勇気が出せなくなりました。
本当は、狼さんにも名前を書いてお返事したいんですけど、誰が見るか分からないので、名前を出せません。
リアルで話をするのは親だけです。
ここで私にお返事してくれるのは、狼さんだけです。
狼さんは、私のことを知りたいのは狼さんだけじゃないと書いてくれましたけど、他には誰もいないんです。
私は、ここにいることが辛いです。
ここにいることで、辛さが倍になりました。
すぐ逃げるのがイヤで我慢してたけど、もう無理です。
最初は年末まで頑張ろうと思っていましたが、もう耐えられません。
今月の半ばくらいに、マイページを削除しようと思います。
だけど、今は消えようとは考えていません。
狼さんが言ってくれた、もう1つの道の方へ行くことにしました。
ここでのことは、もうしばらくトラウマになる気がするんです。
トラウマが少しなくなったら、また狼さんに会いに来たいと思います。
私はここでも友達ができないぼっちだったけど、狼さんが私にお返事してくれたので、宛メに来て本当に良かったです。
アカウント変えて、その時はななしじゃなく、名前を出して狼さんと話がしたいです。
狼さん、私の長い話を聞いてくれてありがとうございました。
最後に、みんなが言っていて羨ましかったこと、私も誰かに言ってみたかったことを言わせて下さい。
狼さん、大好き。
愛してる。
狼さんがくれたお返事は、スクショして残しておきます。
私の宝物にします。
ありがとうございました。
忘れません。
ななしさんへ。
お返事ありがとう。
ありますよ。狼はよく知っています。
たった一歩、踏み出すだけの、その道を。
狼はその先を知りませんが、何人も見てきましたから。
わかっているのはたったひとつ。そこで見送った人間に、それ以来会っていないこと。
狼はずっと帰ってくるのを待っています。あちらはそんなに楽しいところなのでしょうか。それなら狼は何も言うことはありません。あの人間が笑っているのなら、狼が口を出すことは何もありません。
ただ狼の中に残った虚無感が、今日も狼を走らせています。
あなたが「ゴミ」と表現するものは、もしかするとそんなふうに投げ捨てられたのかもしれません。狼は見たわけではありませんが、今、狼に言葉を贈ってくれたあなたを、どうして狼が引き止めないことがありましょうか。
あなたともっと話していたいという狼のエゴを、それでも撫でてくれる優しいあなたがいるのに。
この世に不要かどうかなど、狼の知ったことではない。世界があなたを拒んでいたとしても、狼はあなたを知りたい。きっと狼だけではないはずです。あなたは、誰かがぶつけた苛立ちを、代わりに自分の中に背負って持って行こうとしてくれているのでしょうか。それとも、投げつけられた痛みを消化するために、自分の中に押し込んでいるのでしょうか。
どんなあなたであっても、「あなた」の文字が届いたこと、それが狼を幸せにしてくれます。
狼はあなたの顔を直接見ることも、あなたの手に触れることもできないけれど。
その道標をたどる前に、ここにある道標をもうひとつ辿ってからにしてはくれませんか。
狼の生きる道を。少しだけ、一緒に歩いてはくれませんか。
疲れた。もう限界。
メンタルと体、どっちが弱いんだろう。
この世界に、私ほど不要なゴミは無い。
事実だから最悪だ。
この世から消える道標はありますか?
通りすがりの狼さんの他の小瓶
急激に日差しが強くなってきましたね。両極端な気候は、狼の抜け毛の季節を追い越していきます。
嫉妬と自己嫌悪。狼は優しすぎると思うのです。
狼の紡ぐ言葉が。
以下はまだお返事がない小瓶です。お返事をしてあげると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。
嫌だ。怖い。社会復帰したくない。外に出たくない。ずっとずっと家にいたい。怖い怖い怖い怖い
本当に無理、もう嫌だ。どん底に落ちて、また復活しても結局どん底に落ち始めた。友達の気持ちはもう私には抱えきれない
なーみんな疲れてんな!いい話持ってきたぜ!
部活が大変。卓球部に入っています。女子が3人しかいません。2人ともすごく優しくて、3人でとても仲良くできてました。でも、自分以外の2人で部活勧誘をしていたと聞きました。
自分以外の生命が存在していることがおぞましい。自我とは別の場所で感情が動いて、意志が存在して、関知できないものがあることが怖くて仕方ない
こんなに頑張ってるのに。
ただいま。久しぶりにこのサイトに戻って来ました。自分の流した小瓶を読み返すと本当に危なかった時期がすぐにわかりますね
殺しが来たんだ。大きな音も立てて殺しなのかさバイクが家の前で嫌がらせをしている
就活鬱で死にたいくらい辛い
リップサービスなのはわかってるよ。いつも迷惑かけてるからかけないように、動こうとすると上手くいかないし、嫌われるし。友人を思いやろうとすると上手く行かない。
もうわかんないや。だれにも期待されず、好きなことも肯定されたことなかった。誰でもいいから興味を持ってもらいたかっただけなのに、頑張ったことを認めてほしかったのに
毎日上手くいかないことばかりだし、完璧主義でプライドが高いので自分を認められない
毎日ご飯も食べれてるし学校にも行けてるし友達もいる、だけど将来が不安でまた辛い思いをするのじゃないかとトラウマが蘇ってきて死にたくなる。ほんとは死にたいけど死にたくない。
拝啓、1年前の私へ。
先生、4月ももうすぐ終わりますね。早いものです。先生の好きな夏がもうすぐそこに来ている。