母親の発言、分からなくもないけれど、では殺された子供は。知的障害があって大変だろうけれど、それでも一つのかけがえのない大切な命。母親を責めるわけではないけれど、夫に分からせるために子供を命を殺して知らしめるって。ちよっとそれは間違っているような気がします。
古い考えかたかもしれませんが、例えば、夫の働きだけが一家の生活を支える収入源だった場合は、子供の世話はある程度奥さんに任せないと仕方のない部分もあると思います。
離婚さえすれば、夫は独身に戻れて気楽というわけでもありません。これは、離婚届を役所に提出すればそれで済むようなケースではありません。当然、離婚調停や親権、今後の養育費支払いの問題がなどが出てきます。家庭裁判所や弁護士、双方のご両親なども関わってくることでしょう。
ここまで来るまでに、もっとお互いに話し合あえて、例え子供に障害があったとしても、仲睦まじく家族一緒に末永く暮らしていける方法は無かったのでしょうか。障害児に対しての法的支援や施設支援なども整備されつつあるこの世の中で。
母親の苦悩も確かにそうですけれども、まずは何の罪もない幼い子供の命が無残に失われたことに、私は深い悲しみを覚えます。
知的障害でこの世に生まれて来てしまったこと自体が、その子にとっての罪だったのでしょうか。幼くして親に殺されなければならないほどの重い罪だったのでしょうか。