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ざわざわな胸中。なんでだろう。胸の中が、ざわざわしている。ずっと落ち着きがなく、どこかで小波が立っている。自分の中で、その理由を考えてみる。わかるような、わからないような気がする

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胸の中が、ざわざわしている。ずっと落ち着きがなく、どこかで小波が立っている。
 自分の中で、その理由を考えてみる。わかるような、わからないような気がする。

 就職先が決まらないから、
 先日、祖母が亡くなったから、
 また、選考から外れたという通知が届いたから、
 久しぶりに、中学時代の友人と会う約束をしたから、
 いくら対策をしても、顎にニキビができるから、

 ざわざわの正体を探るために、こうして列挙してみる。わかるような、わからないような。

 そもそも、いつからざわざわしているのかも、定かでないのだから、捉えようがないの。
 小学生のときからかもしれないし、ひょっとすると幼稚園のときから、すでに始まっていたのかもしれない。
 (そういえば、だいがくで「○○のとき」と書くときには、漢字の「時」ではなくひらがなの「とき」を使えと習ったのだけど、本当なのかしら。いけない。話が脱線したね)
 
 みんなは、どうなのだろう。やはり、胸のどこかで、ぼんやりと薄暗いものが終始とどまっているものなのかしら。
「でんでんむしのかなしみ」という新美南吉の作品では、そうだというけれど。どうなのかしら。試しに母に尋ねてみたら、おかしな顔をされたし、私の「ざわざわ」に該当する人物は、多くないのかしら。
多いなら、それに越したことはないし(暗い人間ばっかりというのもね)、いるのなら握手をしたいところなのだけれど。

 こうして文章を書いている間に、時間だけが過ぎて行く。そうして、苦手な夜がやってくる。
 夜は、昼間はぼんやりしていた、薄暗いざわざわの輪郭を、脳裏に映し出してくる。夜は、ずっと苦手だ。暗いのは苦手だ。

 あ。だから、ざわざわしているのかもしれない。毎日訪れる夜を、恐れているのかもしれない。

名前のない小瓶
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ななしさん

近い人が亡くなると喪失感が音を立てるようにザワザワしますね。
でんでんむしのかなしみは、そういう時に読む童話なのかもしれませんね。
ぐっすりと眠れる夜が訪れることを願います。

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