わかってる?
それ他人にも言っちゃってるってこと。
自分だけを下げているつもりですか?
総じて自身と似た境遇の者を巻き込んでいる自覚がありますか?
……さて、自覚してやっているボクと、
自覚なしにやっているキミ、どちらがワルモノだろうか?
わかっているんだよ。
ここにいるたくさんの人たちを追い込むような言葉を書いていることは。
いや、それはボクの思い込み?杞憂?
そうだったらどれだけいいだろう。
時にボクも自覚なしに誰かを傷付けて、まるで自分だけが傷付いているように振る舞うけれど、それで何が悪いというのか。
悪いことすら悪くない世界で、この程度、
許されて、認められて当然でしょう?
一緒に傷付いて闇に堕ちる方が心地良いかい?
それとも
一緒に、そんな闇は笑い飛ばして吹き飛ばして楽しくなってしまおうか。
それはいかれていることなのか。狂気なのか。
ここまで数分。
今日のボクは饒舌ですね。
ああ! でも話始めはいつもこんな感じだったっけ。
ほら、失速してきた。
感情に任せて書いたそれは鋭く、だれかの心を刺すんだ。
でも消さないよ。
ボクの心をだれか聞け。
ボクは自分勝手で我が儘で傲慢で……
自分のしたいようにしてたら殺されてしまうから、ここを頼っているんだ。
誰かを叩きたい誰かが……この世には存在する。
敵を求めてる。敵がいなきゃヒーローになれないと勘違いしている正義感の持ち主が、悪役になる人材を探してる。
必要悪は必要なんだ。
なりたくないからここにいる。
身を守っている。
安全圏で君たちを殴ってる。
君たちはどうする?
立ち上がって抗議の手紙をしたためるかい?それは抗議ではなくただの暴言かもしれないね。
怒っているときに冷静に言葉など紡げるものか。
だから冷静な者に一度判断をしてもらう工程を求めた。私も君も、取り返しのつかない傷を負わないように。
ま、判断をする者がひとりの人間というのは、どうしたって不安ではあるけどね。だが流れてしまえば全員が判断者か。ゆえに、ああ、本当に……
この世界は怖いな。
まだなにかを言わなきゃいけない気がする。
フォローの言葉が足りない。
でもいいか。たまにはこのまま流しても。
ラベルで注意喚起をしようか……いや、今までの経験上、逆に閲覧数が増えたりする。
人は釣られやすい。怖いもの見たさか、中身の見えないものが気になってしかたないのか……大抵たいしたことはなかったりして。
テクニックのひとつだな。この、小瓶を流すベージにもある。『ラベルの文章を上手に書くとたくさんの人に読んでもらえます』と。やり過ぎると人が離れていくものもあるし、何でも使いようだろうけどね。
ここまで読んでいると始めの文章が気にならなくなってこないかい?そうでもない?
刺さっちゃった者はそう簡単にはいかないか。
そもそも始めだけ読んで帰ってしまった可能性もある。それはけっこう最悪だけどね。
気にさせてしまったのはボクなのに、「気にしなくていいのに」はおかしいからそれは無しとしても、傷付けてそれっきりの一期一会はその人の安否がわからなくて心配になる。まあこれもおかしいか。だって傷付けたのはボクだし。
まだ謝んないよ?だってまだ妄想の範疇だもの。
だけどここはなあ……叱られにくいところだから。
そうだ、さっき自分で言ったんだった。安全圏で君たちを殴っているのだと。
だから、そうか、ここは自分の意識が大切な場所だ。
【自己】が必要な場所だ。「最終的な判断はお前だ」と言われているみたい。おもしろい。
今日もまた長々と話してしまったね。
君は私に付き合って疲れないのかい?
随分と物好きな人だ。
聞いてくれてありがとう。
君のような人がいてくれるなら、話し甲斐があるというものだ。
よかったらまたお越しください。
ありがとうございました