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私には4人の父親候補があります。私の家庭環境は、自分がちょっと前まで理解していたものでも少々複雑でした。

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既に私に関わりが深い人はすべて他界してしまいました。なので、この事実を身にしみて理解している人は私一人になったと思います。

私の家庭環境は、自分がちょっと前まで理解していたものでも少々複雑でした。子供の頃に聞いたのは、私は一つ前の母親の子供で、私の弟とは異母姉弟であるということです。私にとって最初に衝撃的という感情を抱かせた話でした。

数年前、私の母が亡くなりました。さっき言った「私に関わりが深い人」の最後の一人でした。母についで最後から二番目に「私に関わりの深い人」で他界したのは私の父親です。母の数ヶ月前でしたでしょうか。

私は亡くなる前、彼から一通の手紙をもらいました。「すでに父は高齢者で、その先が長くないことを悟っていたのだろう」そう思って呼んだ手紙が結構分厚くて、そこには最初に「ごめんなさい」と見出しが書かれていました。以下はその手紙に書かれていた内容です。

ある女性Xさんは初婚前、A、B、Cという3人の男性とお付き合いしていました。びっくりすることに、Xさんは三股を掛けていたことになります。ただ男性の方々はその事実を互いに知っていて、体の繋がりもその了解のもとあったのだそうです。

その後A、B、Cさんはそれぞれ別の家庭をもち、Xさんとは分かれる形になりました。そして同じ職場で出会ったDさんと付き合い、割とすぐに同棲を始めたのです。

ただ、Dさんとは価値観が合わないという理由で、次第に仲が悪くなってしまいます。3ヶ月程度でしょうか、そのくらいで関係が崩れてしまって、次にEさんと付き合い、こちらは円満に結婚まで行き着きました。

ただこのEさんとの付き合い期間も短く、半年くらいだったようです。そのあと直ぐに子供の妊娠がわかりました。妊娠6ヶ月でした。

この数字を見てもわかるように、DさんとEさんの境目がちょっと曖昧です。Eさんもそれを少し気にしたようですが、子供が3歳くらいまではそれほど大きなこともなく過ごしたようでした。この子供がつまるところ私本人になります。

子供が3歳になって状況が一変しました。Eさんは次第に育児に疲れたということで、他にも理由はあったようですが、ある日突然家出をしてしまいました。更に多額の金額を家の口座から着服し、持って行ってしまいました。金額にして数百万程度でした。そしてEさんから一方的に離婚届が届きます。Xさんは渋々離婚し、私はXさんに引き取られました。

数年後、Dさんの友達、かつEさんの同僚だったFさんとXさんは結婚しました。FさんはDさんとEさんの話も少し聞いていたようです。このときEさんは「あの子供(=私)は僕の子供じゃない。Dの子供だ」と言っていました。これをDに聞くと「僕にはもう違う家族がいる。あの子供はEのときに生まれたのだから、Eの子供だ」と言います。

結局Xさんに聞いたところ、「Dの子かもしれない、だけどもうXとFの子として扱ってほしい」ということで形上疑惑は晴れないままですがXとFの子に私はなりました。ここまでが当初聞かされていた事情の更に前のことになります。

ちなみにXさんはその後精神にダメージを受けてしまい、病院で手当を受けました。その後今度はFさんに離婚届を出し、Fさんは子供を引き取って後妻(Yさん)ももらい、私が子供の頃からずっと見ていた家族構成ができました。子供(弟)もすなわち最後になくなったのはYさんで、その一つ前になくなったのはFさんということです。

それから数十年後、なくなる段になって、次はFさんが、病室で二人きりになったところ、私に向かって「あなたはもしかしたら、Eの子供でもないかもしれないし、更にDの子供でもないかもしれない」と言いました。手紙を読んだあとびっくりして病室に行った私は、更に驚きました。

なぜならDとも性格があまり合わないし、顔も似ていないというのです。現にDのその後の家族にも会ったけれど、似ている子は一人もいなかったと言います。更にはXさんは、最初に言及したAさん、Bさん、Cさんと、別れたあとでも、いわゆるセフレとして会っていたのだそうです。Fさんは、あなたの本当の父親はAさんかBさんかCさんのどれかである可能性が高いというのです。

これはXさんにFさんが問い詰めたときに示唆したということで、正確にはわかりません。Fさんがこの事実を掘り返したあたりで、Xさんが病院に行くこととなって、そこで命を絶ったようです。しかしここで私の父親候補がA、B、C、Dの4択ということになってしまいました。さらにもうA、B、Cがこの世にいないということが確実であるということがわかりました。そして元々Dも事故でいなくなってしまっていました。Eさんは病気で他界しました。

私にはもうこの事実を聞く対象の方はありません。年も若くはありませんし、子供にゆくゆくは話すかもしれませんが、きっとこの記憶は消えてしまうことと思います。それよりはと思ってここに吐露してしまいました。医者の勧めという理由も実はあります。ただの愚痴なんですが、とりあえず挙げてみます。

名前のない小瓶
178223通目の宛名のないメール
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ななしさん

とても複雑なお話ですね。
手紙を読んで、更に病室に行って、驚かれたことと思います。
ご自分の血の繋がったお父さんが分からない、調べようもない、というのはモヤモヤするだろうなと思います。
何一つ小瓶主さんのせいではないのに、大変な事や辛い事があったのだろうなと想像します。

これから小瓶主さんに楽しいことや嬉しいことがいっぱい起こりますように、お祈りしています。

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