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小説 星をなぞる(完結)

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何処へ行っても、出口なんてない。
いつもたどり着くのは同じ世界で、浅い呼吸をずっと繰り返して生きている。
時に視界がぼやけ、うざったい水が沢山溢れる。
心はもう、白く純粋だった頃の面影はない。
足が縺れる。はやく此処から離れたいのに、いつも、いつも、いつもっ...!!!!

「何で、私の邪魔をするの...?
 何もない私から自由を奪って、また何かを奪うの?
 ねぇ、神様。何で私には微笑んでくれないの?
 何で私には光をくれないの?
 何でこんな私を生まれさせてしまったの...?」

この声は何処にも届かない。誰にも届かない。
自分で自分を嘲笑う。ははっ。

はぁ。夜空を見上げる。
光が届かないこの海岸は星が物凄く見える。
もう帰る場所なんてない。
家族や友達なんてない。
夢や希望なんてない。
惨めな私を慰めてくれるのは、今見える何万年前の星だけ。

朝日が昇り始める。
怨みや妬みで汚れた空気を深く吸って、何かを吐き出すように吸った空気を吐く。
前を向いて歩こう。
誰も微笑んでくれなくたって、慰めてくれなくたって、
自分自身を守れるのは、味方をしてくれるのは、
“自分”だけなんだから。
夢や希望なんてなくていい。
大切なのは、“今”なんだから。

沈みかけている星をみてなぞる。そして、太陽のある方向まで線を結ぶ。

「私はまだ進んでいる途中なんだ。」

そう言って私は、今いるべき場所へ目線を向ける。
(完結)

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中2

いやこんな才能あるなら周りに見せたほうがいいって!
絶対「コイツ、才能ありすぎじゃね?」ってなるから!
めっっっちゃ良い小説書いてくれてありがとう!

織川陰影
(小瓶主)

嬉しい。今まで書いても、
誰にも見せたことがなかった。
「コイツ、可笑しくない?」
って、言われるのが怖かった。
読んでくれて嬉しい。
返事をくれて嬉しい。
ありがとう。
これからも時々書くつもり。
その時はまた読んでくれると嬉しいな。
ありがとう。

中2

やばい。涙腺緩みかけてくる。
自分しかいない、今しかないっていうことが、普通に聞くとマイナスな言葉?に聞こえるけど、こう見るとめっちゃ勇気もらえるというか、プラスの言葉に聞こえてきた。
しかも宛メの音楽聴きながら聞いたら更にヤバい。
宛メの音楽のすごくやさしくて包み込んでくれる感じと、この小説の感じが絡まり合ってめっちゃいい感じになってる。こんな良い小説書けるのはもうほんとすごすぎるって。下手くそって他の小瓶で言ってたけどめっちゃ良い小説じゃん。下手なんて言葉存在してないよ。
この小説ほんと良すぎる。保存しとこ。

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