謝ることはないよ。
君は何か悪いことをしたのかい？
悩みが何かはわからないけど
信用してた人というのは先生あたりかねえ。
同年代の子が親にばらすなんて
考えづらいからさあ。
その悩みも親に言うほどだから
深刻なようだねえ。
君の親はきっと
君を守りたいと思ってるんだよ。
だから「死にたい」であふれている
ここから遠ざけたいんだよ。
君が「死にたい」に
引きずり込まれないためにねえ。
堂々とここに居たいと思うのなら
プレゼンテーションをするしかないねえ。
ここは「死にたい」
だけじゃないということを。
ただ、それによって
君の親のここへの嫌悪感が
増すかもしれない。
君の親の価値観を私は知らないからねえ。
だから、プレゼンテーションは
ちょっと賭けかもしれないねえ。
投げっぱなしは、ちょっと酷だろうから
私から「死にたい」以外の何かの内の
君の親に刺さるようなものを
一つ上げておこうか。
「死にたい」って言ってる人は
実は大抵「生きたい」のさ。
もちろん例外はあるが
本当に「死にたい」のなら
誰にも知られてない方が好都合だろう？
そんな人達が集まっているここには
実は生きるためのヒントであふれてるのさ。
だから、生きることにつらくなった時に
ここを訪れることには意味はあるんだよ。
結局、ここに来られなくなったとしても
君の親を憎んではダメだよ。
君の親は君のことを愛しているからこそ
そうしたのだからさ。
