いつでも誰かの役に立つ人。
いつでも誰かを助けられる人。
いつだって周りを優先して動ける人。
いつだって人を頼れる人。
いつでもどんなときでもちゃんと自分自身を肯定できる人。
そんな人になりたかった。
そんな存在に憧れた。
でも実際は
いつだって自己中心的で
いつだって人任せで
いつでも自分自身が嫌いで
誰の役にも立てなくて
優しいって言ってくれる人もいるけれど、本当の私を見ていないだけで。
誰かのことを思っていても守れない僕じゃ意味がないのに。
いつかまた笑いたいって思っただけなのに。
なぜ。
変われない自分が許せなくて
卑怯で結局いいところがわからない自分をどう愛せばいいのかわからない。
人を愛せない僕は。
自分を愛せない僕はいったい何を愛せばいいのだろう。
世界を愛せばいいのだろうか。
いや、無理だ。
誰のことを考えて、いつまで待っていないといけないのだろう。
ただそこに君がいたから?
君が優しかったから?
君が僕を肯定してくれたから?
わからない。
結局甘えてばかりだ。
要らないと言いながら必要としていて。
なら、誰が僕を必要とする?
僕を誰なら欲しがる?
一緒に居たいって言ってくれる?
僕にはそんな価値がないと思ってるし、実際迷惑ばかりかけている。
じゃあ、要らない存在の僕は一体どうしたらいい。
どうしたら存在することを許されるのか。
誰が僕を許してくれるのか。
一体どうしたら人を傷つけなくてすむのか。
一体どうしたら人に迷惑をかけないですむのか。
わからないことだらけで一体どこに生きる理由があるのか。
わからない。わかれない。
誰も説明をしてくれない。
誰も肯定してくれない。
誰もわかっていない。
なら、一体誰が理解してくれる?
一体誰が生きる理由をくれる?
存在価値を、生きていいという証明を誰がくれるというんだろう。