今までの小瓶に
お父さんが登場してないよね。
お父さんのこと、
死ぬ前に言っておこうかな。
私のお父さん。
体が元々強くなかったらしいの。
私が生まれて1年経たないうちに
お父さんは病気で亡くなったんだって。
私もよく知らない。
私はよく、お母さんが出かけている間の
数少ない自由時間に、
お母さんの部屋に入って
勝手に色々見て
日々のストレス発散してるんだけど、
その時にお父さんのことを書いてある
手紙を見つけてさ。
お父さんの、お母さん。
私のおばちゃんに当たる人が
私のお母さんに宛てた手紙みたいで、
そこにお父さんのことが
書いてあった。
「〇〇(お父さんの名前)は、
今日も咳をしていました。
ほこりがよくないのか、
布団に入ると咳をしだすんです。
でも寝ていないと
目を離した隙に倒れたり、
嘔吐したりします。
実家に帰ってきてから
一週間経ちましたが、
あまり改善していないです。
☆☆さん(お母さん)、
お腹の子はどうですか?
そろそろ生まれるのでは
ないでしょうか?
一目でいいから〇〇にも
見せてあげたいです。」
これは
私が生まれる前におばあちゃんが
お母さんに書いたもの。
「☆☆さん。
〇〇は先日、
病院に運ばれ、その後亡くなりました。
月雨香ちゃんは、
もうすぐ一歳でしょうか?
誕生日は〇〇とも
お祝いしたかったですね。
なにかあったら私の夫に
電話してください。
家事の手伝いくらいなら
できると思います。」
これはお父さんが亡くなった
3日後に届いた手紙。
、、、私、
死んだらお父さんに会えるかな?
病気で死んだ人と
自殺した人は
一緒のとこには行けないかな?
死にたいな。
なんでお母さんは私を蹴るの?
殴るの?
包丁を向けてきたこともあった。
ハサミで無理やり
髪の毛を切られたこともあった。
部屋にある服を全部
床にばらまかれて踏まれたこともあった。
ノートとペンはこの前捨てられた。
私がお父さんの実家から
借りてきて、前まで宛メに使ってた
パソコンも、おばあちゃんに返してしまった。
もうなんにもできない。
自由がない。
どうして、私はいらないのに
生まれてきたの?
空を飛べたら、
首を吊れたら、
水に落ちて溺れ死んだら、
自然死したら、
病死したら、
どんなにいいだろう。
どう死のうかな。
6月まではまだまだ時間あるね。
まだまだお母さんと
一緒にいなきゃなのか。
嫌だな。
遺書、ちょっと書き始めたんだ。
こっそり紙を(コピー用紙)買ってきて、
書いてる。
お母さんに当てたんじゃなくて、
先生と友達だけどね。
みんなにも後で書いとくよ。
死にたい。
死ねる。
最高だ。
早く6月になぁれ。
追記
私、死に方は首吊りか
飛び降りにしようと思うの。
だからそのつもりでいてね。