生きていたくない。
けど、生きていかなければならない。
死んではいけない。
死にたい。
こんなことの繰り返し。
誰も知らない。誰にも見せない。
ずっと願い続けてそれでもここまで生きてしまった。
僕が死ぬと色々な人に迷惑をかけてしまう。
親とかそういうんじゃなくて、施設の先生に。
施設の他の子どもたちに。
だから死ねない。死にたいのに死ねない。
いつになったら生から開放されるんだろう。
もういいじゃないか。こんな僕のことなど誰も求めていない。
僕自身がどれだけ誰かを救おうと思っても誰かの役に立ちたいと思ってもそれは無意味で勝手で結局何もできない。
いつもそうだ。いつも。
大好きな人の大切なときに僕は何もできない。
気付けない。
無力な自分がすごく嫌だった。
何もできない自分に嫌気が差して死ぬほどムカついた。
こんな時部位医が要らないと思った。
反吐が出るようだった。
気持ち悪いと思った。息苦しくいつでも自己嫌悪に陥った。
いつまで生きればいいのだろう。