馴染みのバーのカウンターに久し振りに座ろうとしたら、バーテンダーと若い女性客が、ビリヤードに興じていた。バーテンダーは、私に「混ざりませんか」と声をかけたが、私は、女性客が許容する確信を持てず、彼女らに気を遣い、遠慮した。
やがて、他の客が来店し、バーテンダーはカウンターの中に戻った。彼女も、疲れを訴えカウンターに座った。
少し後、ハゲ頭の高齢の男性が1名来店し、カウンターに座った。彼と彼女は、バーテンダーのコーディネートの下、談笑し、やがてビリヤードを始めた。
私は、彼のお金持ちそうな雰囲気に負けた。夜のバーのひと時のビリヤードの相手にしろ、彼に負け、彼女に選ばれなかった。
以前にも小瓶を流したが、世の半分足る女性から嫌われるのだから、半人前の片手落ちだ。