わたしは小学生の頃から
外国の本を読んでいました。
ティーンエイジャーのいろいろな悩みを女の子口調で描いていく
いわゆる児童文学?、みたいなものです。
男の子のことや
家族のこと、ダイエット、自分の身体のこと…
とにかく10代の、中学高校でぶち当たる悩みについて赤裸々に書いてあって
小学生のわたしにはすごく刺激的でした。
だけど、いざその年になると
本の主人公みたいに
何でも相談できる友達なんて出来なくて、
友達のお兄さんの紹介で年上と付き合う…なんてことも一切ありませんでした。
悩みながらも友情と若さを武器に
なんとか乗り越えていく、
キラキラした生活はありませんでした。
自分に1番似合う色や
化粧の仕方、
ダイエット、漠然としか考えられない人生設計…
ただひとりで悶々と考えていました。
オープンに相談できる友達がほんとうに羨ましかったです。
わたしはずっと空想で生んだ頭の中の親友に
話しかけていました。
『生理きちゃったんだけど!サイアク!』
『ねえ、見た?さっきのカップル。ゲーってかんじだよね』
『今日の朝食?冷えたピザだったよ』
笑い飛ばしたり
スルーしたり
ときには真剣に相づちを打ってくれる親友。
時々、我にかえって
自分は何をしてるんだろう?
どうして現実はこんなにも寂しいんだろう?って
泣いたこともありました。
あれから10年経ちました。
わたし、もうすぐ
20歳になります。
このままで、終わりたくない…