死にたい
生きたい
消えたい
…消えたい?
あぁ、
今日も分からない。
この心を表す言葉は何?
小瓶を書いて、消して、書いて、消して。
それを繰り返しているうちに、宛メの人達がどんどん遠のいていくような気がした。
どうして、あんな素敵な小瓶やお返事が書けるんだろう?
死にたい気持ちを、
生きてほしい気持ちを、
時間に侵食されて、大切なものが剥ぎ取られて…それでも脈打つ心から生まれた一言一言を、どうしてあんな綺麗に書けるんだろう?
どうしてこんな、素敵な人ばかりなんだろう。
僕の小瓶は混沌としていて、始まりもなく、終わりもない。
ひたすらに毛羽立った言葉達が書き殴られただけの小瓶。
何も救わず、何も勇気づけず。
僕はなんのために、この宛メという世界に辿り着いたんだろう。
こんな小瓶しか書けない自分が、一体誰の心に触れられるんだろう。
ねぇ、聞いて。
被害者ぶりたいわけでもない、
慰めがほしいわけでもない、
「あっそう、ふーん」で良い…ただ、僕の言葉を受け止めてほしい。
消えてしまいたいんだ。すごく。
痛くて
苦しくて
…僕は何を言えばいいのかな?
言葉を尽くしても尽くしても伝わらない。
変わり者だと言われてしまう僕は、不思議で気味の悪い奴だと思われてしまう僕は…何を言えばこの心を伝えられるのかな。
ひたすらに痛い心象を、どう表せばいい?
分からない…分からないから、
諦めて、息をする。
僕ほどの出来損ないは、死ぬのも許されない。
今日も「死なないよ」と、誰でもない誰かと約束して。
ありもしない約束を守るために、僕は生き続ける。
生まれてきてごめんなさい。