『さようなら』
またか…
またなのか…
一人、また一人と
去ってゆく
『ごめんね』
なんで謝るの?
『今までありがとう』
そのお礼は…ききたくないんだ。
ごめんね。ごめんね。
わたし、おばかさんだから。
わたしは悪い子だから。
実際に引き止める権利も勇気もない。
それなのにね。。。
『離れててもずっと一緒だよ』
そう返すのは、
本当はさみしいんだって伝えたくて
本当は別れたくないって伝えたくて
『いつでもここで待ってるよ』
そう返すのは、
もう会えないなんて言わせたくないから
さよならなんて聞きたくないから
君の『さよなら』に、
わたしは絶対『またね』と返す。
これはちょっとした反抗。
離れるなんてもう言わせたくないから。
もうすぐわたしも『そちら側』になるのだろう。
そのときはちゃんと…ちゃんと。。。
……いやきっと、
表情の変わらぬお面の下をぐしゃぐしゃにして、
友に『またね』と言うんだろう。
その『また』は来ないことを知っているのに。
もう、光らない星に、
何度も火を灯しつづけるのは、
『また会いたいな』
『ずっと忘れないよ』
君へ伝えたかったメッセージ
〜空と仲間を愛する星の子より〜