小さい頃、母から手を挙げられたり、外に締め出されたりすることがありました。
母は感情的でややヒステリックな面があり、怒ると手がでるタイプのようで、
顔を平手打ちされて目の辺りが青くなってしまい、学校で先生に呼び出されたこともありました。
また、お前なんて〜のような言葉での攻撃も日常的だったように思います。
少し歳の離れた妹がいますが、妹はあまりそういうことはされていませんでした。
大学に通うまでは手を上げられるのが当たり前だと思っていたので、周囲との差に気づいた時にはとても驚いたのを覚えています。
父からも母からも愛情を注がれたと思いますし、なんだかんだ昔から母とも仲良しで家族みんな仲良くしています。
大人になり私も結婚して、母とも様々な話をする中で、父は浮気癖があり帰宅が深夜になることも多く、家庭を顧みるタイプではなかったため母に子育てのストレス全てがかかってしまったのかななどと考えています。
ですが最近ふと、あれはなんだったんだろうと考えることがあります。
私は子どもの頃のことを覚えている方な気がするし、よく覚えていることもたくさんあるのですが、
体感で感じた言葉や暴力の頻度やその時の思い、自分がされてきたと感じる頻度や内容に対して、思い出せることが極度に少ないです。
なので、もしかしたら全部私の妄想で本当はそんなことはされていないのではないか、では何故そのようなことを考えるのだろう、忘れてしまったのか?と不思議な気になります。
母や周りに聞いても、そんなことするはずがない、大袈裟に話していると言われ私の記憶違いなのかなと思ってしまいます。
また、家族関係がうまくいっているからこそ、こんなに色々してくれる母がそんなことをするはずがないし、そうさせたのは自分で、私が悪かったからだと自己否定してしまいます。
昔は、お付き合いをして、好きな人と幸せな家庭や子どもなどは私には無理だという思い込み(想像できなかったのかもしれません)があり、恋人ができても幸せにはなれないし、その先にある結婚や子ども諦めなくてはと考えていました。
実際に、結婚した今でも夫や家庭、子どもに対する価値観や考え方が少し人とずれていて、今までの環境で身についた当たり前が普通とずれているなと感じることがあります。また、過去の経験から子どもをもつことは許されないと考えています。
長文乱文で恐縮ですが、
自分の過去のことなのに、なんだか遠い記憶?のような不思議な感覚でよく思い出せなかったり、身体に傷が刻まれているわけでもなく、今はなんともないのでたいしたことでもないはずなのに、なぜかふと気になったり、同じような方はいらっしゃいますか?
はい、私がそうでした。あなたと同じく大学進学で家を出るまでまたは高校の半ばくらいまでは、身体的精神的経済的虐待を母から日常的に受けました。なぜほとんど記憶から消えた虐待を思い出したか、なぜなら私は小さい頃からずっと日記をつけていたからです。大学卒業前後に帰省した時にその日記を読んで全て?(書いてあること全て)思い出しました。まずこれだけの記憶を忘れていたことに愕然ともし、そして倒れました。そこから一年以上動けなくなりました。大人になった時でも受け止めきれない体験だったから、自分の脳が記憶から隠してしまったのでしょう。受け止めきれず機能していけなくなるからだと思います。実際は完全に忘れたわけではなくて、何か思い出す事柄や人(トリガー)に接した時強い不安感や恐怖心として蘇っていました。悪夢も頻繁に見ていました。自分の脳が危険から遠ざかるように危険信号を出していたのだと思います。 ちなみに私は現在過去に虐待を受けた人たちと仕事で日々接していますが、辛かった時代の記憶がほとんどなくなるまたは抜け落ちるのは、本当によくあることのようです。