こんな人間を模した化け物みたいな私なんて死んでしまえばいい。もうこんな思想を誤魔化しながら生活するのさえ億劫で。

こんな人間を模した化け物みたいな
私なんて死んでしまえばいい。
もうこんな思想を誤魔化しながら
生活するのさえ億劫で。

それにこんな気持ちで、
もう生きた屍のように
誰かに何かにしたがって、
自分で立てたのによくわかりもしない
目標にむかってのろのろ進んでけば、
いつか私が生き返った時
ああよかったなんて思うかもしれないから
とか。
いつかどうにかこうにか
治ってくれるのならいいのにね。
もう永遠こんな汚くて醜くて
見苦しいわたしを表面化させないでくれ。
死ぬ間際まで隅に押しやっておくれ。

全部無意味でしょ。
私がなんだか知ろうとする行いも
全て上滑りで、後から見返して
なんて滑稽で的外れでくだらないんだって
結局私は何しても何も自分ではなにも
分かれもしないって
無駄な苦しみだけが増えていく。
こうして生涯他人の判断を雛鳥みたいに
口開けて、待って、滑稽な顔晒すしかない。
そうやって下された判断で私は
一生生きていくしかない。
何が正解かもわからないままで
こうやってしんでくんだ、笑えちゃうね。

ここでさえわたしはわたしを偽って
誰かの承認を待ち望んで勝手に怒って
悲しんで苦しんで、私自身なんてもうとうに
わからないんだ。

殺して、誰か痛めつけて、もう痛みを頂戴。
なんでもいいからどうか誰か
わたしをどうこうしてよ。

一時的な幸せも救いも、のちには
全部全部全部苦しくなるから。
続きが欲しくなって、
どうしようもなくなって
本当にしょうもない人間だ。
鈍い痛みでせめて私に
自分を責める、自傷するための
材料、道具、わたしの手慰みを与えて。
それなら誰もどうもなんないよね、
ハッピーハッピー！

ほらこうやって自分を責めている方が
断然楽だ。こんな私人間に生まれる
べきじゃ無かった。
手違いよ。
仮にこれが後天性のものだとして
私がこの人間界に
適応できなかったのが悪いんだ。
人間みたいに高度な生命体じゃないよ。

あーそうだ、詩を書いたんだ。
こういう内容のね。
聞いてよ、このくだらない
私のためでしかない詩を。
拙い拙い、気持ち悪いのを。

題:地球内生命体

 湿度が高くて、
 鮮やかで、
 美しい、
 高度な生命体
 
 目撃したのです
 
 そう報告書を綴ってみても

 報告すべきあたしの仲間は
 どこにもいなかった

これ書いたのは前だけど
笑っちゃうな。
いるわけないじゃんだって
此処は地球だもん人間しかいないよ。

どうしてあんなに鮮やかな
感性を持って彼らは生きていけるの？
あんなにしたたかに、
自分に確信を持っていられるの？
こんなに惨めで見苦しい生き物、だから
人間じゃないんだ。

そう私は地球外生命体で宇宙人だろ？
この地球の誰とも相容れない
相容れちゃいけないんだ。
現実世界も、此処も、
何もかも私には見合ってない、
そこら辺のドブでのたれ死ぬのがお似合いだ。
そう、こんな私本当にどこにも
居場所なんてないんだよ。
自分勝手で、最低な人間。
人を愛せるかも怪しい。

何も愛せない人間に何かを
救う資格なんてないんだよ。
だから救われる資格なんてものも
さらさらないわけで。
だから私がお返事を流してもきっと誰か
傷つけるだけだ、でも怖くて怖くて
匿名で流したお返事にお返事が返ってきて
勝手に救えたって嬉しくなって
それでまた失敗してってあたしはあと
どれくらい同じことをしたら学習するの？
馬鹿だ、バカバカバカ
心底愚か者だ、しんでしまえ、
お前という存在をこの世から
根絶やしにしてしまいたい。
 
ああ、もうほんとにどうでもいいよ。
私自身もうどうでもいいって
思われたらそれで終わってしまうんだ。
自分で何を言ってるかもよくわからない。
とにかくもう全部嫌、いやいや。
自分はまだ幸せとかそう考えられない
自分が憎い。ほんと実際は
そんな不幸なんかじゃないのに。

呪いの言葉を吐かれて
無意識に傷ついてべそべそ泣いてる方が
デフォルトでよかったんだ。
今更こんな何にもない環境下に置かれても
深海魚と同じですぐにくたばるだけだ。
ずっと抑圧されてひどい否定を受けながら
それでもたまに仲良く過ごしていれば
こんな苦しむことなかったのかな。
もう自分の調節機能がやられていて
おかしい、全部ダメだ。