自分の人生を生きるということ。よろしければ私の独り言にお付き合いください。当方、今年45になりました女です。生まれつき軽度の障害があります。

小瓶を拾ってくださりありがとうございます
よろしければ私の独り言にお付き合いください

当方、今年45になりました女です
生まれつき軽度の障害があります
色々あれど、おかげさまで今日も元気に過ごしております

障害があった私は、親にとって楽しみの少ない子供だったようです

お前は器量も良くないし不自由だから、嫁の貰い手がないだろう
しかし親兄弟に迷惑をかけないようにしろ
自分で稼いで生きていけるように

そう言われて育ちました

二人の弟はのびのびと可愛がられて育ちました
私は長女は家のために働くものだと言われて育ちました
こんな不自由な私だから、一生懸命頑張らないと可愛がってもらえないだろう
そう考え、いつも誰かのために何かをしていた子供時代でした

体が不自由な分一生懸命勉強しました
学費をあまりもらえなかったので、奨学金とアルバイトのお金を足しにして大学に通いました

社会人になってからは実家に援助をし続けました
300万は下らない額です
安月給の身には高額に思えました
しかし親にとってそのお金は、大学まで行かせてやった見返りとして当たり前のものでした

私の障害が悪化して働けなくなっても、親は金銭的な援助をしてくれませんでした
収入がなくなり、実家への支援ができなくなった私はなじられました
つらく悲しく、死に場所を探そうと電車で伊豆に向かったら、彼氏が探しに来てくれました
そして、一緒に暮らそうと言ってくれました

こんな私と結婚してくれた主人は優しい人です
主人と暮らし始めて、私は家とはくつろげる場所なのだと知りました
不自由でも頑張らなくても、責められずにいられるのだと知りました
障害はなくならず今でも不自由ですが、二人の子供にも恵まれて幸せです

そして月日が流れました
私が歳を取ったように、親も高齢になりました
病気がちになり体も利かなくなりました
散財がちだったので貯蓄もなく、働かなくては食べていけない生活です

そんな親を見ても、私は同情や労りの気持ちを持てません
私はなんて薄情なんだろう、と他人事のように思うのです
贔屓してきた末弟の世話になればよい、と心から思っています

こんな冴え冴えとした冷たい感情、抑揚すらない凪いだ気持ちで、親を見る日が来るとは思いませんでした
しかしこの気持ちが偽らざる私の本心です
私の親は自己愛の人です
気づいてしまったのは、私が子供を育てたからかもしれません
しかし気づいたからには、なかったことにはできません
私はもう親が自己愛を満たすために使われたくないのです

親兄弟とは徐々に距離を置いて関わりを薄くしています
私は私の人生を改めて生き直し始めました
遅すぎるくらいですが、人生90年時代
あと45年もあるんですもの
まだまだこれからです

もし似たような境遇で、誰かのために役割を演じている人がいたならば
役割を演じなくてもいいのだと伝えたいです
私たちは全員、自分が幸せになるために生きていいのだと思います
自分の意志で決めていい
人のために生きなくてもいいのです
そしてどんな人も生きているだけで価値があるのだと思います

長文で失礼しました
文字に起こしたら何故かホッとしました
今日の夕日は殊更美しく見えます
明日が来るのが待ち遠しく思えます

読んでくださった皆様に、幸多からんことを願っております
お読みいただきありがとうございました