本当に大変です。
助けてください...
今日は黎ちゃんの学校で、いつも通り帰宅しました。
1番目から体育、美術...といったハードスケジュールだったそうで、帰ってきた後には寝てしまいました。
目が覚めると、人格の1人の私に切り替わっていました。
私たちは基本、人格の名前を呼ぶことで切り替わることができます。
眠りから覚めると別人格だった、
そういうことも珍しくはありませんでした。
課題の提出期限も迫っていたので、黎ちゃんの名前を呼びました。
いつもなら、『ごめんね』って申し訳なさそうに笑いながら切り替わってくれます。
でも、今日は違かった。
いくら呼んでも出てきませんでした。
一旦本体を離れて、人格みんなでの話し合いをしました。
他の人格さんたちも、初めて知ったそうでパニックです。
内側から呼んでも届かない、
頭を抱えたり、葵斗くんは机を叩いたっきり出ていきまし
た。
私たちが見るに、黎ちゃんに違和感なんてありませんでした。
いつも通り、なんなら機嫌も良かったのに。
相談の結果、明日の学校は私が黎ちゃん役を務めることにしました。
佐薙くんが
『黎を1番見てやってるのは恋歌だから、申し訳ないけど頼んだぞ』
と。
黎ちゃん。
どうして出てこないの?
今日、何か良いことあったの?
出てきて聞かせてよ。
黎ちゃん。
お願い。返事をして。
明日の朝には戻ってきてくれること、信じてるよ。
雑な文章、長文
失礼しました。